認知症の治療
種類・症状に合わせた治療
受付時間のご案内
診療終了のお知らせ
令和3年10月16日をもちまして「認知症の治療」は終了となります。
診療受付 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9時〜11時45分 | ||||||||
14時〜17時30分 |
※ 初診の方の最終受付は16時30分となります。
※第2土曜日は休診いたします。
診療日のご案内
は休診日
認知症の治療について
高齢化社会の進行とともに、もの忘れ・認知症の方が増えております。 高齢化社会の中の高齢者を守るという意義を持ち当院では、もの忘れ外来・認知症の診療を行っております。
もの忘れ・認知症を早期に発見し、必要な対策・治療を行うことで認知症の進行を遅らせることが可能です。老年病担当医による問診や血液検査をはじめ、MRIによる診断(VSRAD)を行い認知症の種類・症状に合わせた治療を行います。
そして必要な方には連携病院での「RI検査(核医学検査)」も合わせて行います。
認知症の症状
記憶障害
アルツハイマー型認知症の場合、「もの忘れ」つまり記憶障害から始まります。 何度も同じ質問をしたり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、 また食事をしたばかりなのに何を食べたのか、さらには食べたことすら忘れてしまうなど、比較的最近に起こった事柄の記憶が失われ、現在の自分の状況が分からなくなってしまうことがあります。
被害妄想
記憶障害から被害妄想が強くなることがあります。 例えば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ 食事をさせてくれないと思い込んでしまうようなケースなどです。
身体的症状
アルツハイマー型認知症の症状には、記憶障害や被害妄想傾向以外にも、身体的な症状が現れます。
頭痛、めまい、また失語や失認などの見当識障害などです。 さらに進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになってきます。
認知症の種類
アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症とは、脳が特有の変化を伴って萎縮する病気の事です。
記憶力だけでなく、判断、理解、思考力などまで低下してしまいます。
人、場所、時間にかかわる認識が悪くなり、特に早いうちから時間に関する認識能力が衰えるのが特徴です。
この病気は認知症の中で最も多く、認知症全体の5割を超えております。アルツハイマー型認知症の原因はいまだわかっておらず、一旦病気が起きると必ず進行する難病です。 高齢者ほどこの病気に罹る割合が高くなり、今後の高齢化社会においては一層の増加が懸念されます。
脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血等の病気を発症してしまうと、部分的に脳の機能が失われる事があります。
脳血管性認知症とは、このような脳血管障害に起因する認知症の事です。
アルツハイマー型認知症に並んで老人性認知症の殆どを占めています。以前は脳血管性認知症が多かったのですが、最近ではアルツハイマー型認知症が増えてきました。
その他の認知症(レビー型)
レビー小体型認知症は、日本ではアルツハイマー型認知症、血管性認知症とともに三大認知症と呼ばれております。 老年期に認知症を呈する病気の一つで、変性性(脳の神経細胞が原因不明に減少する病態)の認知症では、 アルツハイマー型認知症についで多い病気です。男性は女性より約2倍多いと言われます。
認知症検査
VSRAD検査
アルツハイマー型認知症では海馬(かいば)・海馬傍回(かいばぼうかい)付近の萎縮が最も早く起こることが判明しています。
VSRAD(MRIによる特殊な脳の検査)では、海馬・海馬傍回付近の萎縮をMRI画像診断にて評価します。
医師による口頭での質疑、設問、VSRADなどの評価をもとに、様々な症状に合わせた治療を行います。
軽度認知症(MCIスクリーニング)検査
認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できる血液検査です。
アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβペプチドの蓄積を間接的に評価することで、軽度認知障害(MCI)のリスクを調べます。
自覚症状がない段階でも血液を調べることで、MCIの兆候を発見できます。早期発見することで、日常生活の中で予防することができます。