痔瘻根治手術
括約筋温存開放術
ダブルドレナージ法
痔瘻開放術と痔瘻くり抜き法のメリットを合わせ持った方法です
一般的に痔瘻手術には瘻管を切開する開放術と瘻管をくり抜くくり抜き法の2つの術式があります。開放術は根治性が高い長所はありますが、括約筋を貫く痔瘻では肛門機能を損傷する可能性があります。またくり抜き法は括約筋は温存されますが再発がしやすいと言う短所があります。
当院では上記2つの術式のメリットを合わせ持った括約筋温存開放術ダブルドレナージ法を行い良好な結果を得ています。
括約筋の周囲を剥離し括約筋の上面と下面にドレナージ創を設け括約筋を温存し創は開放創とします。
瘻管をくり抜く操作や括約筋の周辺の剥離にはレーザーメスが有効です。
痔瘻手術比較表
痔瘻術式 | 開放術 | くり抜き法 | 括約筋温存開放術 |
再発 | 少ない | 多い | 少ない |
日帰りの可否 | 日帰り又は入院 | 入院 | 日帰り |
肛門機能障害 | ある | ない | ない |
肛門外縁の皮膚より、肛門の中にまで繋がる痔瘻の状態
瘻管をくり抜いた後に括約筋の裏面を剥離し括約筋の上面と下面にドレナージ創を形成する
治療の流れ
初 診
予 約 | オンライン、LINE、電話 |
受 付 | 問診票の記入 |
診 察 | 医師の診察 |
検 査 | 手術希望の方は 術前検査 |
手 術
朝 又は 昼 | 来 院 |
▼ | 準 備 (着替え、麻酔準備) |
▼ | 手 術 |
▼ | 安 静 (個室で3〜4時間程) |
約5時間後 | 帰 宅 |
手術後の通院
翌 日 | 通 院 |
1週間後 | 通 院 |
3週間後 | 通 院 |
5週間後 | 通 院 |
手術後の生活
仕事は翌日から肉体労働も含めて行って構いません。 |
飲酒と香辛料などの刺激物は2週間避けていただきます。 |
運動は2週間避けてください。 |