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ジオン注射(ALTA法)
切らないいぼ痔治療 八王子クリニック新宿

目次

当院のジオン注射における特徴

  • 内痔核治療法研究会の認定医が治療を担当し、年間1,000件以上の豊富な実績
  • 手術と併用することで、重度のいぼ痔にも対応可能
  • 抗凝固薬・抗血栓薬を服用中でも休薬せずに治療が可能

ジオン注射について

ジオン注射は、内痔核(いぼ痔)に直接薬剤を注射することで、脱出や出血などの症状を改善する治療法です。メスを使わずに治療できるため、痛みや出血がほとんどなく、身体への負担が少ないのが特徴です。効果に持続性があり、根治が期待できる治療法として、2005年に日本で承認されました。

当院では、内痔核治療法研究会の認定を受けた医師のみが治療を担当しており、年間1,000件以上の治療実績があります。

ジオン注射とは

ジオン注射の起源

ジオン注射は、中国の史兆岐教授らが1971年に開発した「消痔霊」という薬剤がもとになっています。1979年に日本にも紹介され、その効果に対して高い評価を得ました。

日本での治験等を行い、2005年に添加剤の一部を改良して発売したものが「ジオン注®」です。現在では、切らずに治せるいぼ痔の治療法として、広く普及しています。

ジオン注射の作用機序

ジオン注射を内痔核に注入すると、3つの作用により症状が改善することが期待できます。

1. 止血作用

注射後、すぐに痔核への血流が減少し、出血に働きかけます。

2. 脱出改善作用

痔核が縮小し、脱出(肛門から飛び出る)症状が改善します。

3. 固定作用

痔核が周囲の組織に癒着・固定され、再び脱出しにくくなります。

ジオン注射の効果と適応

ジオン注射の効果について

ジオン注射前

内痔核1度〜3度前半においては、症状の改善に加え、根治を目指す治療として行われます。内痔核3度後半〜4度では症状の緩和に働きかけます。

注入

内痔核に対して、状態に応じた量(5~20㏄程度)のジオン薬剤を注入します。

ジオン注射後

注入後は痔核が徐々に縮小し、脱出や出血などの症状の改善が期待されます。

適応症例

ジオン注射は、出血や脱出を伴う内痔核が対象です。主に1度〜3度前半の内痔核に適応されます。当院では、3度後半〜4度の内痔核でも手術に抵抗がある方には、出血や脱出の改善効果があるため、ご希望に応じて選択肢として提供しています。

ジオン注射を受けられない方

ジオン注射は安全性が確立された治療ですが、薬剤の特性や全身の状態によっては、十分な効果が得られなかったり、合併症のリスクが高まったりする場合があります。以下に該当する方には、安全を最優先し、ジオン注射以外の治療法をご提案します。

上記に該当する場合でも、症状に応じて薬による治療や手術など、適した治療法をご提案します。気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。

メリットとデメリット

ジオン注射のメリット

1. メスを使わない治療

従来なら手術の適用であった内痔核を、切らずに治療できます。

2. 痛みや出血がほとんどない

注射時の痛みは最小限で、術後の痛みもほとんどありません。出血もわずかです。

3. 抗凝固薬・抗血栓薬を服用中でも治療可能

心臓や脳血管疾患で抗凝固薬や抗血栓薬を服用している方でも、休薬せずに治療ができます。

4. 手術治療と併用できる

痔核の状態によっては、手術治療と組み合わせることで、より効果的な治療が可能です。

5. 副作用が比較的少ない

当院では、適切な手技と経験に基づいた治療により、副作用を最小限に抑えることを心がけています。ただし、体質や症状により個人差があるため、診察時に詳しくご説明いたします。

6. 健康保険の適用

保険診療で行えるため、費用負担が少なくて済みます。

7. 日帰り治療が可能

入院の必要がなく、治療当日に帰宅できます。

ジオン注射のデメリット

1. 進行した内痔核には十分な効果が出ないことがある

4度の内痔核や、組織が硬く変性した痔核では、効果が限定的な場合があります。

2. 一時的な副作用が現れることがある

発熱、肛門の違和感、排便がしにくいなどの症状が一時的に現れることがあります。

3. 長期成績のデータが限られている

2005年に承認された比較的新しい治療法のため、20年、30年といった長期成績のデータがまだ蓄積されていません。

4. 肛門管内外痔核に対して効果が少ない

内痔核と外痔核が混在している場合、効果が限定的なことがあります。

5. 外痔核には使用できない

外痔核に対しては、ジオン注射は適用できません。

6. 再発の可能性がある

一般的な再発率は10〜16%程度です。再発した場合は、再度のジオン注射または手術治療を検討します。

ジオン注射の注入(4段階注射法)

ジオン注射は、内痔核治療法研究会が推奨する「4段階注射法」で行います。

4段階注射法とは

1つの痔核に対して、4箇所に分けて注射する方法です。この方法により、薬剤を痔核全体に均一に行き渡らせることができ、効果を最大化できます。

注射の手順

  1. 痔核上側の粘膜下層に注入
  2. 痔核中央の粘膜下層に注入
  3. 痔核中央の粘膜固有層に注入
  4. 痔核下側の粘膜下層に注入

認定医による治療

この治療は、内痔核治療法研究会の認定を受けた医師のみが実施できる専門的な治療法です。当院では、すべての担当医師がこの認定資格を保有しており、年間1,000件を超える豊富な治療経験があります。

豊富な経験により、痔核の状態に応じた適切な注入量と注入部位を判断し、効果を最大化しながら副作用を最小限に抑える治療を提供しています。

施術について

施術時間

麻酔開始から5〜10分程度で終了します。痔核の数や大きさによって多少前後しますが、短時間で治療が完了します。

麻酔方法

治療中の痛みを軽減するため、局所麻酔を行います。麻酔により、注射時の痛みはほとんど感じません。

手術の流れ

ジオン注射は入院の必要がなく、日帰りで受けられます。受診から治療までの流れは次のとおりです。

初診

01 受診・ご相談

問診・視診・触診で痔の状態を確認します。気になる症状やご不安を遠慮なくお聞かせください。

02 診察・適応の判断

ご来院いただき、受付で問診票にご記入いただきます。

03 治療(当日)

局所麻酔のうえ、4段階注射法で薬剤を注入します。麻酔開始から5〜10分程度で終了します。

04 ご帰宅

入院は不要です。院内で少しお休みいただいた後、当日中にご帰宅いただけます。

05 経過観察・通院

後日、経過を確認するために再診していただきます(詳しくは「術後の通院」をご覧ください)。

※初診当日の手術も可能ですが、血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用していないことが条件となります。

手術当日

午前の手術

8:00 来院

準備

点滴や麻酔の準備を行います。

手術

5〜10分程度で手術が終了します。

安静

ベッドでゆっくり休憩していただきます。

12:00前後 帰宅

午後の手術

12:30 来院

準備

点滴や麻酔の準備を行います。

手術

5〜10分程度で手術が終了します。

安静

ベッドでゆっくり休憩していただきます。

16:00前後 帰宅

手術後の通院

ジオン注射は身体への負担が少ない治療ですが、効果や経過を確認するため、術後の通院をお願いしています。

治療当日

ご帰宅後は安静を心がけてください。治療当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴はお控えください。

治療後の再診

経過観察のため後日ご来院いただき、出血・脱出・痛みの有無や痔核の縮小具合を確認します。

その後の経過

痔核が完全に縮小するまでには数週間かかることがあります。経過に応じて次回の受診時期をご案内します。

日常生活の注意

便秘や下痢を避け、規則正しい排便習慣を心がけることが再発予防につながります。

※ 通院の回数や時期は症状により異なります。詳しくは診察時にご案内します。

よくある質問

ジオン注射は痛いですか?

治療中は局所麻酔を行うため、痛みはほとんど感じません。治療後も、切る手術と比較して痛みが少なく、日常生活への影響は最小限です。

ジオン注射と手術、どちらを選ぶべきですか?

痔核の進行度や症状によって異なります。内痔核1度〜3度前半であれば、ジオン注射で根治が期待できます。3度後半〜4度の場合は、手術の方が確実な根治が見込めます。診察時に症状を確認し、最適な治療法をご提案いたします。

ジオン注射の再発率はどのくらいですか?

一般的な再発率は10〜16%程度です。再発した場合は、再度のジオン注射または手術治療を検討します。再発予防のためには、排便習慣や生活習慣の改善も重要です。

ジオン注射後、すぐに効果は現れますか?

ジオン注射は、注入直後から効果を認めます。出血は速やかに止まり、脱出も改善します。ただし、痔核が完全に縮小するまでには数週間かかることがあります。

抗凝固薬を服用していますが、治療できますか?

はい、可能です。ジオン注射は、抗凝固薬や抗血栓薬を服用中の方でも、休薬せずに治療ができます。心臓や脳血管疾患をお持ちの方も、安心して治療を受けていただけます。

ジオン注射の費用はどのくらいかかりますか?

ジオン注射は健康保険の適用となります。3割負担の患者様の場合、30,000〜40,000円程度です。診察時に詳しくご説明いたします。

八王子クリニック新宿では、新宿駅西口から徒歩3分の好立地で、土曜診療も実施しています。ジオン注射をご希望の方は、お気軽にご相談ください。