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切れ痔(裂肛)の日帰り手術
LV&SOS法 八王子クリニック新宿

目次

当院のきれ痔手術における特徴

  • CO₂レーザーメスを用いた独自のLV&SOS法により翌日からの仕事復帰を実現
  • 硬く盛り上がった傷と肛門狭窄の改善を同時に行う低侵襲手術
  • 肛門の括約筋を切らずに機能を保ち、術後の不安を軽減

きれ痔の手術について

きれ痔(裂肛)は、肛門の出口付近に傷ができる病気です。硬い便や排便時のいきみが原因で、肛門の皮膚が裂けることで発症します。

きれ痔の約8割は、排便習慣の改善や薬物療法によって症状が軽減します。しかし、浅い傷(急性裂肛)を繰り返すうちに、傷の周囲が硬く盛り上がる「周堤」が形成され、慢性裂肛へと進行することがあります。

さらに傷が深くなり、粘膜層から肛門括約筋にまで達すると肛門潰瘍となり、自然治癒は困難になります。排便後も痛みが続いたり、排便への恐怖から食事を控えるようになり、日常生活に大きな支障をきたします。

当院では、こうした慢性裂肛に対して、CO₂レーザーメスを用いた独自の低侵襲手術「LV&SOS法」を第一選択として実施しています。

きれ痔の主な症状

きれ痔の症状は、進行度によって変化します。

急性裂肛(初期段階)

  • 排便時の鋭い痛み(便が傷をこする)
  • トイレットペーパーに少量の出血
  • 排便後も5〜10分程度痛みが続くことがある

慢性裂肛(進行した段階)

急性裂肛を繰り返すうちに、以下の症状が現れます。

  • 排便後もしばらく続く痛み(肛門括約筋の痙攣)
  • 便が細くなる(肛門が狭くなるため)
  • 排便恐怖から食事量が減る
  • 一日中痛みが続くこともある

きれ痔が治りにくくなる理由

きれ痔が慢性化すると、2つの問題が症状を悪化させます。

難治創(治りにくい傷)

傷ができては治る、を繰り返すうちに傷の周囲が硬く盛り上がり、堤防のような「周堤」が形成されます。この周堤が傷を治りにくくし、慢性的な痛みの原因となります。

肛門狭窄(肛門が十分に開かない)

きれ痔による痛みが続くと、肛門括約筋が過度に緊張し、硬く収縮した状態になります。その結果、肛門が十分に開かなくなり、排便時に激痛が走るようになります。

肛門が開きにくくなると便が細くなり、排便が困難になります。排便への恐怖から食事を控えてしまう方もいらっしゃいます。

LV&SOS法とは

LV&SOS法(レーザー蒸散+括約筋過伸展法)は、当院が開発したきれ痔の根本原因を同時に治療できる低侵襲手術です。この手術法の最大の特徴は、「周堤の除去」と「肛門狭窄の改善」という2つの問題を一度の手術で解決できることです。

LV&SOS法の特徴

手術の2つの柱

1. 周堤をレーザーで蒸散(除去)

CO₂レーザーメスを用いて、硬く盛り上がった周堤を正確に蒸散(除去)します。レーザーは非接触で処置できるため、複雑な形状の周堤にも対応でき、組織ダメージを最小限に抑えられます。周堤を消失させることで、新たな傷を作らずに治療できます。

2. 括約筋をやさしく過伸展(拡張)

肛門が狭くなっている状態(肛門狭窄)を改善するため、下部直腸から肛門の出口まで、ゆっくりと広げていきます。肛門の筋肉(括約筋)を切ることはせず、やさしく伸ばすことで、筋肉の過度な緊張をほぐします。

この方法により、肛門が自然に開くようになり、便が細くなる原因を根本から改善していきます。筋肉を切らないため、将来的な肛門の機能に影響を与える心配もありません。

他の手術法との違い

きれ痔の手術には複数の方法がありますが、それぞれに適応と特徴があります。

きれ痔の主な手術法の比較

LV&SOS法LSIS法SSG法CAD法
手術内容CO₂レーザーで周堤を蒸散し、括約筋を過伸展して拡張内肛門括約筋を必要最小限切開し、肛門狭窄を改善硬くなった瘢痕組織を整え、健康な皮膚をスライドさせて裂肛部を覆う指で徐々に肛門を拡張し、2〜3指が無抵抗で入る状態にする
使用する機器CO₂レーザーメス電気メス電気メスなし
手術の適応狭窄:有~強度瘢痕:〇狭窄:有~強度瘢痕:✕狭窄:有~強度瘢痕:〇狭窄:有瘢痕:✕
傷の縫合なしありありなし
術後の痛みほぼなし軽度〜中程度中程度〜強い軽度
肛門機能への影響(便もれ)なし技量に依存ほぼない低い
再発の可能性きわめて低い低い低いやや高い
日帰り・入院日帰り日帰り日帰り〜入院日帰り
日常生活への復帰翌日数日~1週間後1〜2週間後翌日〜数日後
治るまでの期間約3週間2〜4週間前後3〜4週間前後1〜2週間

LV&SOS法が選ばれる理由

1.難治創と肛門狭窄の両方に対応

慢性化したきれ痔では、肛門が狭くなる(肛門狭窄)問題と、硬く盛り上がった傷(周堤)の問題が同時に起こります。

LSIS法は狭さには対応できますが硬い傷は残り、SSG法は硬い傷には対応できますが手術の負担が大きくなります。LV&SOS法は両方の問題を一度の手術で解決できる手術法です。

2.括約筋を切らない

LSIS法では肛門の筋肉を切るため、技術によっては将来的に便もれなど、肛門の機能に影響が出る可能性があります。LV&SOS法は筋肉を切らず、やさしく伸ばす方法のため、そうした心配がありません。

3.CO₂レーザーメスにより身体への負担が少なく、回復が早い

CO₂レーザーメスの特性により、痛みと組織へのダメージを最小限に抑えられます。傷も縫わないため、自然に治っていきます。その結果、翌日から通常の生活に戻れる方がほとんどです。

4.日帰りで根治を目指せる

入院の必要がなく、約3週間で治癒します。他の方法と比較しても、治るまでの期間が最も短く、生活への影響を最小限に抑えられます。

当院では、安全性・根治性・術後の快適さを両立したLV&SOS法を第一選択としています。

手術の流れ

初診

01 予約

オンライン、LINE、電話からご都合の良い方法で診察のご予約をお取りください。

02 来院・受付

ご来院いただき、受付で問診票にご記入いただきます。

03 診察

完全個室の診察室で医師が丁寧に診察し、症状を確認いたします。

04 検査 (手術希望の方は術前検査)

手術をご希望の場合は、血液検査や心電図などの術前検査を実施します。

※初診当日の手術も可能ですが、血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用していないことが条件となります。

手術当日

午前の手術

8:00 来院

準備

点滴や麻酔の準備を行います。

手術

10分前後で手術が終了します。

安静

ベッドでゆっくり休憩していただきます。

12:00前後 帰宅

午後の手術

12:30 来院

準備

点滴や麻酔の準備を行います。

手術

10分前後で手術が終了します。

安静

ベッドでゆっくり休憩していただきます。

16:00前後 帰宅

手術後の通院

翌日

手術部位の状態を確認し、経過が順調かどうかを診察します。

術後1週間後

傷の治り具合を確認します。

術後3週間後

最終的な経過を確認し、問題がなければ治療終了となります。

術後の痛みと過ごし方

術後の痛み

術後の痛みは、ほとんどないか、軽度程度の痛みです。手術当日は少し痛みを感じることがありますが、翌日にはほとんど痛みがなくなります。術後は、ご自身で歩いて帰宅いただけます。

術後の過ごし方

仕事

手術の翌日から、デスクワークはもちろん、肉体労働も含めて制限はありません。

飲酒と香辛料

飲酒と香辛料などの刺激物は2週間避けてください。

運動

仕事以外のスポーツは2週間避けてください。


よくある質問

きれ痔はなぜ女性に多いのですか?

女性は便秘になりやすく、硬い便が原因できれ痔を発症しやすい傾向があります。冷え性の方や、いきむ排便習慣のある方も発症リスクが高くなります。妊娠や出産もきれ痔のリスク要因となります。

きれ痔を放置するとどうなりますか?

きれ痔は繰り返すことで傷が深くなり、排便後も持続した痛みが出てきます。痛みの恐怖で肛門を締める習慣ができ、慢性化した裂肛にできる周堤により肛門狭窄は悪化を続けます。最終的には、痛みの恐怖で食事を回避したり、通常の排便ができなくなります。

LV&SOS法は痛くないですか?

手術中は2つの麻酔(仙骨硬膜外麻酔と静脈麻酔)を併用するため、痛みはありません。術後の痛みも無〜軽度で、当日ご自身で歩いて帰宅できる状態です。

他の手術法とLV&SOS法の違いは何ですか?

LV&SOS法は、周堤の除去と肛門狭窄の改善を同時に行える唯一の低侵襲手術です。LSIS法は肛門狭窄に有効ですが括約筋を切るリスクがあり、SSG法は周堤に対応できますが手術侵襲が大きくなります。LV&SOS法は両方の問題に対応でき、身体への負担が少ない手術法です。

きれ痔の手術費用はどのくらいかかりますか?

保険診療による治療で30,000〜60,000円程度、自由診療による治療で380,000円です。症状により保険診療も可能ですが、診察時に症状を確認し、保険診療と自由診療のそれぞれのメリット・デメリットをご説明した上で、患者様に選択していただきます。

きれ痔の予防方法を教えてください

予防は便秘・硬便の回避が重要です。いきむような無理な排便をせず、食物繊維や水分を十分に摂取し、排便習慣を整えることが大切です。また、長時間同じ姿勢を続けないことや、入浴で血行を促進することも予防につながります。

八王子クリニック新宿では、新宿駅西口から徒歩3分の好立地で、土曜診療も実施しています。きれ痔でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。