「あな痔かもしれない」「繰り返す肛門の腫れや痛みが続いている」——そんな症状でお悩みの方は、まず一度ご相談ください。痔ろう(痔瘻)は、薬では治らない疾患です。ただ、手術と聞くと「入院が必要では」「仕事を長く休まなければいけないのでは」と不安になる方も多いのではないでしょうか。八王子クリニックでは、括約筋を守りながら確実に根治を目指す独自の「ダブルドレナージ法」により、難症例を含む痔ろう手術をすべて日帰りで行っています。翌日から仕事に戻られる方がほとんどです。
痔ろう(痔瘻)とは
発症のしくみ
直腸と肛門のつなぎ目にある「歯状線(しじょうせん)」には、小さなくぼみ(肛門小窩)が並んでいます。下痢などをきっかけに、そこから細菌が侵入して膿のかたまり(肛門周囲膿瘍)が生じます。膿が自然に破れて外へ出ていく過程で、肛門の内側と外側をつなぐトンネル状の管(瘻管)が残ります。この状態を「痔ろう」と呼びます。一度できた瘻管は自然に消えることはなく、放置すれば繰り返し膿が溜まったり、長期的には瘻管ががん化するリスクも指摘されています。症状に気づいた時点での受診が重要です。
痔ろうになりやすい方の特徴
下痢が続きやすい方、過度な飲酒・香辛料摂取が多い方、免疫力が低下している方は痔ろうを起こしやすい傾向があります。男性に多い疾患ですが、女性にも起こります。「痔」の中でも特に手術が必要となる疾患です。
放置するとどうなる?
- 繰り返す肛門周囲膿瘍による激しい痛みと発熱
- 瘻管が複雑化し、手術の難度が上がる
- 長期放置による瘻管のがん化リスク
「自然に治るだろう」と様子を見ていると、症状が重くなることがほとんどです。
こんな症状が続いている方へ
- 肛門の周囲が腫れて、押すと痛む
- 肛門の近くに穴があいていて、膿や浸出液が出てくる
- 下着が定期的に汚れる
- 肛門周囲の腫れや痛みを繰り返している
- 他院で「痔ろうの手術は入院が必要」と言われた
- 仕事が忙しくて入院できず、治療をためらっている
上記のような症状や事情をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。他院で「手術は入院が必要」と言われた方のセカンドオピニオンも積極的に受け付けています。
八王子クリニックの痔ろう治療の特徴
独自術式「ダブルドレナージ法」で括約筋を守る


当院が採用している「ダブルドレナージ法」は、CO₂レーザーメスを使って肛門の括約筋を傷つけないよう丁寧に剥がし、その部分を橋のように持ち上げて保護する手術です。手術後に膿や浸出液が溜まりにくいよう、表と裏の両側に排出路(ドレナージ)を形成するのが特徴です。
従来の「開放術」は根治性が高い反面、括約筋を傷つけるリスクがありました。一方の「くり抜き法」は括約筋を守れますが再発しやすいという課題がありました。ダブルドレナージ法は、この2つの長所を組み合わせた術式です。
| 術式 | 再発率 | 日帰り | 括約筋への影響 |
|---|---|---|---|
| 開放術 | 低い | 日帰り〜入院 | 影響あり |
| くり抜き法 | 高い | 要入院 | ほぼなし |
| ダブルドレナージ法(当院) | 5%以下 | 全例日帰り | なし |
すべての症例で日帰り手術が可能
単純痔ろうはもちろん、複雑痔ろうや深部に及ぶ高位痔ろうなど、通常であれば入院を要するような難症例も、当院では日帰りで対応しています。手術翌日から仕事・日常生活への復帰が可能です。肉体労働の方も翌日からの就労を制限していません。
JR八王子駅から徒歩6分とアクセスしやすい立地のため、東京だけでなく神奈川・山梨・埼玉など近隣県からも多くの患者様がご来院されています。
累計30,000例以上・年間930件の実績
当院の肛門外科は、30年間で累計30,000例以上の手術実績を重ねてきました。年間の手術件数は本院だけで930件(2024年)、新宿院を合わせると年間約1,750件にのぼります。
これほどの症例数を積み重ねているからこそ、難症例への対応力と手術の精度が磨かれています。「重症で入院が必要」と他院で診断された方が、日帰りでの治療を求めて遠方から来院されるケースも珍しくありません。
診察からプライバシーまで、安心できる環境
肛門の診察は、どうしても恥ずかしさや緊張を感じるものです。当院では、問診・診察・手術前の検査・術後の安静まで、すべて完全個室で対応しています。待合室も患者様同士が顔を合わせにくい配慮をしており、他の方の視線が気になる心配はありません。
受付スタッフはすべて女性で、診察時も女性看護師が同席します。受診前に「相談だけしてみたい」という方もお気軽にご連絡ください。
痔ろう手術の種類と当院での対応
①瘻管開放術(Rey open)
皮下粘膜痔ろうに用いる術式です。括約筋を通っていない症例に対して、最も根治性の高い手術として選択します。CO₂レーザーメスで瘻管を開き、不良肉芽を蒸散除去したうえでドレナージを形成します。
②ダブルドレナージ法(当院独自)
筋間痔ろう・高位痔ろう・複雑痔ろうに用いる当院の主力術式です。括約筋を通っているため、機能を守りながら根治する必要があります。CO₂レーザーメスによる精密な操作で括約筋を温存しつつ、表裏両側のドレナージにより排液を確保します。
③シートン法(必要な場合に追加)
複雑に走行する瘻管や、複数箇所のドレナージが必要なケースでは、ダブルドレナージ法と組み合わせてシートン法を行います。専用のゴム製器具を瘻管に装着し、長期的なドレナージを確保する方法です。
手術・治療の流れ
初診から手術まで

WEB・LINE・電話でご予約後、来院いただきます。初診では問診票の記入 → 医師による診察 → 術前検査の流れです。手術希望の方は、診察当日に術前検査を済ませることもできます。
手術当日の流れ(午前の場合)
8:00 来院 → 準備・麻酔 → 手術 → 安静 → 12:00前後に徒歩で帰宅
麻酔は仙骨硬膜外麻酔と静脈麻酔の2種類を組み合わせます。自然と眠った状態で手術が進み、術後は自力で歩いてお帰りいただけます。付き添いは不要です。
術後の通院スケジュール
翌日・1週間後・3週間後・5週間後の計4回が目安です。治療期間は3〜5週間で、一般的な術式より大幅に短く完了します。
術後の生活について
- 仕事:翌日から可(肉体労働を含む)
- 入浴:術後1週間はシャワーのみ
- 運動:2週間は控える
- 飲酒・香辛料:2週間は避ける
治療費用について
| 診療区分 | 費用目安 |
|---|---|
| 保険診療(健康保険3割負担) | 40,000〜50,000円程度 |
| 自由診療 | 380,000円〜 |
自由診療では、患者様一人ひとりの病変の状態に合わせて最も負担の少ない方法を選択します。入院不要・早期社会復帰・術後の生活制限なしといった点も含めてご検討ください。詳細は診察時にご説明します。
よくある質問
Q. 他院で「複雑痔ろうで入院が必要」と言われました。日帰りは本当に可能ですか?
複雑痔ろうや深部痔ろうも含め、当院ではすべての痔ろう手術を日帰りで行っています。他院でのセカンドオピニオンも受け付けていますので、まず一度ご相談ください。診察の結果、当院での治療がお勧めできないと判断した場合は、正直にお伝えします。
Q. 手術後の痛みはどのくらいですか?
CO₂レーザーメスを使用した低侵襲手術のため、術後の痛みは軽度であることがほとんどです。強い痛みを感じなかったと報告した方が9割以上(当院調査)を占めます。術後は自力で歩いてご帰宅いただけます。
Q. 再発する可能性はありますか?
当院での再発率は5%以下です。術後は下痢・いきんだ排便を避けるなどの排便習慣の見直しが、再発予防につながります。
Q. 遠方に住んでいますが、通院できますか?
手術を受けた方の4人に1人は都外在住です。神奈川・山梨・埼玉など近隣県からの来院が多く通院も患者さまの都合に合わせるよう調整しています。
まずはお気軽にご相談ください
「痔ろうかもしれない」「膿が出てきてつらい」——そう感じているなら、一人で抱え込まずにご相談ください。受診のハードルをできるだけ下げるよう、プライバシーへの配慮と丁寧な説明を大切にしています。
八王子クリニック本院はJR八王子駅から徒歩6分。WEB・LINE・電話でのご予約が可能です。まずは相談だけでも構いません。