粉 瘤(アテローム)

メインイメージ

くりぬき法で傷跡を最小限に

粉瘤の日帰り手術は15〜30分

粉瘤について

粉瘤とは

粉瘤は皮膚の下に小さな袋ができて、垢や皮脂などの老廃物がたまったものです。

粉瘤

皮膚の良性腫瘍の1つでアテロームや表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれています。皮膚良性腫瘍の80%程が粉瘤です。特に顔面、頭、背中などに多く、老若男女関係なく誰にでもできる可能性があります。

原 因

本来は垢となって皮膚から剥がれ落ちる皮膚が、何かしらの原因で皮膚内部にめり込んでいくことで、袋状の腫瘍となることが原因となって発症します。 毛穴の上方部分に発症する場合が多く、毛穴がない皮膚での発症は、傷などから皮膚の一部が皮膚内部にめり込んで出来たものと考えられています。
めり込むメカニズムは未だに明確になっていませんが、切り傷などの外傷がきっかけになると考えられます。他に打撲や虫さされ、ピアス、ニキビ跡などがあります。また、毛穴のない皮膚の粉瘤はウィルス感染がきっかけとなっていることも考えられます。

症 状

初期の小さな粉瘤は、白色~肌色で痛み、発赤などの目立った症状がありません。悪化して大きくなると、黄色、黒色、青色などに変色し、細菌感染して痛みや腫れ、赤み、熱感といった症状が現れます。粉瘤は皮膚のどの場所にでも発生します。

治療方法

粉瘤はサイズが小さくても薬では治せないので、基本的に外科手術となります。手術は「くりぬき法」と呼ばれる方法で傷口を最小限に抑えて手術を行います。円形の刃がついた器具で粉瘤に小さな穴をあけ、そこから内容物を絞り出した後に、しぼんだ粉瘤の袋を抜き取る方法です。出来るだけ小さな切開により腫瘍を摘出することが出来ます。術後の縫合が不要な場合が多いので抜糸の手間がかからず、皮膚の中で炎症が起きている場合にもできるなどくりぬき法」には多くのメリットがあります。

手術について

粉瘤手術の流れ1
印をして局所麻酔を行います。
粉瘤手術の流れ2
中央にメスで4mm程度の穴をあけます。
粉瘤手術の流れ3
内容物を丁寧に抜き取ります。
粉瘤手術の流れ4
内部を確認し傷口を縫い合わせます。

粉瘤手術の流れ

問 診

問診票に腫瘍の経過などを記入していただきます。

診 察

皮膚腫瘍を触診やダーマスコピー(拡大鏡)を用いて診断します。

検 査

手術が必要な場合、採血や超音波エコー検査などを行います。
悪性が疑われる皮膚腫瘍の場合は、腫瘍の一部を採取して病理検査を行います。

手術日の決定

可能な限り患者様の都合にあわせて手術日を調整します。
また、軽微なものは、診察日に除去を行うことがあります。

手 術

施術時間は約15分程度です。
手術時には局所麻酔を行います。

術後通院

抜糸や消毒、経過観察を行うために術後指定日にご来院いただく必要がございます。
なお、来院回数は手術の規模により異なります。

手術費用

粉瘤の手術は健康保険が適用されます。

受付時間のご案内

診療受付
午前10時〜12時30分 ○ 休み ○ ○ ○ ○ 休み 休み
午後15時〜17時30分 ○ 休み ○ ○ ○ ○ 休み 休み

診療日のご案内

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JR新宿駅西口から徒歩3分
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