巻き爪(陥入爪)
症状に合わせて適切な処置を
巻き爪の手術時間は15〜30分
巻き爪(陥入爪)について
巻き爪(陥入爪)とは、爪の端が内側に巻き込んで痛くなる病気で、多くは足に起こります。巻き爪のある部分に痛みが起こるだけでなく、姿勢や歩き方が悪くなるため、ひざや腰の痛みの原因となります。
巻き爪の原因
爪はもともと「巻こうとする力」を持っていて、それに対して指側からの「広げようとする力」が均衡して正常な爪の状態が保たれています。 巻こうとする力が強くなると(または、広げようとする力が弱くなると)巻き爪になってしまいます。
主な原因としては、
・合わない靴を履き続けること
・深爪などの間違った爪切り
・外反母趾などの足の変形で浮き指になる
・ケガなどによる爪の損傷
など様々です。
治療方法
症状により抗菌薬の塗り薬や飲み薬の治療、痛みを和らげる処置、爪棘切除等の手術を行います。
巻き爪の手術
指の付け根に神経ブロック注射を行います。 |
切開し爪母部分まで切除します。 |
爪母部分をレーザーで焼灼します。 |
切開部分を縫合します。 |
手術時間:15分〜30分
手術費用:巻き爪の手術は健康保険が適用されます。
巻き爪の予防法
正しい爪切り
足の爪を切りすぎないことがポイントです。爪の先は平らでまっすぐな形になるように少しずつ切り、端だけ角を落とす程度にヤスリなどで丸めると予防にも良いでしょう。
爪の長さは指先と同じか、1mmほど長いくらいまで伸ばしている状態が適切です。
足に合った靴を履く
足を締め付けるような靴や、緩すぎる靴も足が中で遊んで動いてしまい巻き爪の原因となります。足の甲に支えのある先のゆったりした靴を履き、爪への圧迫をさけることが大事です。
正しい歩き方
歩き方の癖を直すことも、予防のために大切です。
巻き爪を防ぐ正しい歩き方とは
1.つま先が正面に向くようにまっすぐ足を出します。
2.かかとから着地して、重心は足裏全体にかけます。
3.上半身が前に出たら、小指に重心をのせて、そして反対側の足が地面につくときには、重心は親指側に移動します。
4.最後は親指をしっかり押し出す。
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