脂肪腫について
脂肪腫とは
脂肪腫(リポーマ)とは、いわゆる「脂肪のかたまり」で脂肪細胞から構成される良性の柔らかい腫瘍で、一般的なできものです。単発性腫瘍ですが、稀に多発することがあります。
原因
発生の原因はまだわかっていませんが、刺激を受ける場所にできやすい傾向があります。成熟した脂肪細胞は増殖しませんが、毛細血管の周囲に残る未分化の細胞が何らかのきっかけで脂肪細胞に分化して増殖し、脂肪腫となります。80%近い脂肪腫が染色体異常を持っていることから、成人後も残っている未分化細胞が遺伝子異常によって脂肪細胞に分化・増殖すると考えられています。
症状
皮膚がドーム状に盛り上がり柔らかいしこりとなります。皮膚との癒着はなく、痛みが起こることはほとんどありませんが、神経を圧迫する場所にできると痛むことがあります。サイズは1㎝ほどのものから10㎝を超えるものまであります。 多くは表皮や真皮の下にある皮下脂肪組織にでき、稀に多発することがあります。
脂肪腫の治療
治療法方
治療方法は臨床症状や画像診断を行い、切開手術によって摘出します。
日帰り手術
印をして局所麻酔を行います。
脂肪腫の3分の2の長さを切開します。
指とピンセットで優しく摘出します。
しっかりを止血を行い縫合します。
手術費用
脂肪腫の手術は健康保険が適用されます。
治療スケジュール
問 診 | 問診票に腫瘍の経過などを記入していただきます。 |
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診 察 | 皮膚腫瘍を触診やダーマスコピー(拡大鏡)を用いて診断します。 |
検 査 | 手術が必要な場合、採血や超音波エコー検査などを行います。 悪性が疑われる皮膚腫瘍の場合は、腫瘍の一部を採取して病理検査を行います。 |
手術日の決定 | 可能な限り患者様の都合にあわせて手術日を調整します。 また、軽微なものは、診察日に除去を行うことがあります。 |
手術 | 施術時間は約15分程度です。 手術時には局所麻酔を行います。 |
術後の通院 | 抜糸や消毒、経過観察を行うために術後指定日にご来院いただく必要がございます。 なお、来院回数は手術の規模により異なります。 |