消化器の病気

気になる病気から検査を探す

各病気に適した検査を行うことで早期発見につなげることができます。

胃がんについて

胃がんとは?どんな病気か

年間約10万人が発症、毎年5万人近くの人が胃がんにより死亡しています。 5年生存率が約7割の胃がんですが、がん死亡順位は男女ともに第2位の病気です。 年齢では年齢別では40歳から70歳に多く、60歳代にピークがあります。 男女比は2:1の割合で男性に多く、若年者では女性に多い傾向があります。
近年は、診断技術の進歩によって半数以上の方が早期胃がんで発見され、よく治るがんになってきましたが、早期の胃がんには症状がほとんどなく、かなり進行しても無症状の場合もあります。また、スキルス胃がんという、進行が早く転移しやすい特殊な胃がんもあり、胃がん全体の1割程度を占めます。

こんな症状があれば胃がんの可能性あり

胃の痛み、不快感など
胃が重い
食事が通らない
体重減少
口臭が発生する
ゲップが頻繁に出る
便が黒い
貧血による動悸や息切れ

こんな人は要注意胃がんの危険因子

喫煙歴がある
飲酒をしている
40歳以上
ピロリ菌に感染している
慢性胃炎やポリープの病歴がある
家族に胃がんにかかった方がいる
胃カメラなどの定期的な検査をしていない …etc

胃がんの予防について

早期胃がんは多くの方が内視鏡検査によって発見されています。 症状の有無にかかわらず、定期検査を受ける事が早期発見のために最も重要なことです。
また、ピロリ菌感染歴のある方は毎年定期的に検査を受けることをお勧めします。

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食道がんについて

食道がんとは?どんな病気か

死因順位は、がんの中で8位になります。 年間約2万人の方が罹患し、約1万2千人の方が食道がんで亡くなっています。 5年生存率は男性で約3割、女性で約4割です。 40代後半から患者数は増加し、60代後半でピークになります。 男女比では男性が女性の5倍以上で、男性の方が罹りやすい病気です。 食道がんの初期には自覚症状がない事が多く、人間ドックなどで偶発的に発見される事が多いです。早期で発見されれば内視鏡的治療などで治る確率は高くなります。しかし食道の周囲には血流やリンパ管が豊富にある為、食道がんは他の臓器やリンパ節に転移しやすいがんです。転移した状態で発見されると治る確率は低くなります。

こんな症状があれば食道がんの可能性あり

胸やけ
食べ物のつかえる感
体重減少
声のかすれ、咳、胸部痛、背部痛 …etc.

こんな人は要注意食道がんの危険因子

喫煙や飲酒をしている方
40歳以上
逆流性食道炎がある方
熱いもの、辛いものをよく飲食する方
お酒に弱い方
肥満気味の方
胃カメラなどの定期的な検査をしていない方 …etc.

食道がんの予防について

食道がんは、初期には自覚症状がないことが多く、全体の約20%は人間ドックなどで偶発的に発見されています。無症状で発見された食道がんは早期であることが多く、最も治る確率が高くなります。特に転移のない早期の食道がんは内視鏡治療が可能です。大切なのは早期で発見し治療する事であり、上記の自覚症状や危険因子に該当する方は定期的な内視鏡検査を推奨します。1年に1回程度内視鏡検査をうけていれば、早期の状態で発見される可能性が高くなります。
当院では経鼻内視鏡を使用した『胃・食道がんドック』や、日本人のがん死因トップ3を検査出来る『3大がんドック』などの検査をご用意しています。また、胃や大腸を含め全身を調べたい方にお勧めの『全身ドック』も御座います。

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膵臓(すい臓)がんについて

すい臓がんとは?どんな病気か

膵臓はおなかの深いところ(後腹膜)にあって、ミゾオチと臍の中間あたりに存在します。細長い臓器で、頭部、体部、尾部に分けられます。頭部では幅5cm、厚さ2cmぐらいで、尾部に向かって細くなり、長さは15cm前後です。 お腹の深いところにあるため、超音波(エコー)検査では、詳細に分からない事があります。特に肥満で皮下脂肪が多かったりするとお腹の深いところまでエコーが届かず、膵臓の観察が難しくなります。

他のがんと比較して、早期発見がむずかしく、とても治りにくい。

日本人のがん全体の5年生存率(※1)は66.2%。
すい臓がんに関しては生存率が12.7%とひと際低い割合となっています。

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「5年生存率集計報告書」

これは、すい臓がんが ❶症状が出現しにくい ❷進行する速度が速い ❸発見されても治療できないケースが多い という特徴から来るものです。

 5年生存率:がんと診断された場合に治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標の一つ。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。

すい臓がんは早期発見がとても重要!

もっとも進行したステージⅣの5年生存率はわずか1.7%しかなく、早期に発見し、治療することが何よりも大切です。

出典:国立がん研究センター「がん診療連携拠点病院等院内がん登録2012年3年生存率、2009年から10年5年生存率公表喉頭・胆嚢・腎・腎盂尿管癌3年初集計」

こんな症状があれば膵臓がんの可能性あり

すい臓がんは初期にはほとんど症状は現れませんが、ある程度病気が進んでくると特徴的なことが起こります。

食欲不振
吐き気・ 嘔吐
腹痛・長く続くみぞおちや背中の痛み・腰痛
急激な体重減少
消化不良(脂っこい物やお腹いっぱい食べた時に特に激しい)
全身倦怠感
黄疸
糖尿病が発症または悪化 …etc.

すい臓がんの予防について

日本人を対象とした研究結果では、がん全般の予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効であることが分かっています。
特に男性では、すい臓がんを予防するためには、禁煙することが効果的であるといわれています。

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