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コラム
2026.08.31

痔の症状で何科を受診すべき?肛門外科を選ぶべき理由

肛門に症状があっても、「どの科を受診したらいいのか分からない」という方は少なくありません。一般外科、内科、消化器科、肛門外科……医療機関によって診療科の呼び方もさまざまで、迷ってしまうのも無理はありません。

ただ、どの診療科を選ぶかによって、治療の質や結果は大きく変わってきます。この記事では、痔の症状で受診できる診療科の違いと、肛門外科を選ぶべき理由を解説します。後半では八王子クリニック本院の肛門外科体制も紹介しますので、受診先に迷っている方は参考にしてください。

痔の症状で受診できる診療科

肛門外科は、いぼ痔や切れ痔、痔ろう、肛門周囲膿瘍など、肛門の病気を専門に診る診療科です。痔に関する知識と経験が豊富で、薬・注射・手術といった複数の治療法を用意し、診断から治療まで一貫して対応できることが強みです。

一般外科は、胃や胆のうなど幅広い外科疾患を扱う中で痔の診療も行っていますが、肛門疾患を専門としているわけではないため、対応できる治療の幅が限られることがあります。内科や消化器科も、胃炎や大腸炎などを主に扱う診療科で、痔については薬による対症療法が中心です。手術が必要な段階まで進んでいる場合は、結局肛門外科への紹介が必要になります。

肛門外科を選ぶべき理由

肛門外科医は、肛門疾患の診療経験が豊富なぶん、「いぼ痔だと思っていたら痔ろうだった」「出血の原因が痔ではなく大腸ポリープだった」といった、自己判断では見分けにくい違いにも気づきやすいという強みがあります。正確な診断があってはじめて、適切な治療を選べます。

治療の選択肢が幅広いことも特徴です。軽い症状には塗り薬や座薬、中程度の症状にはメスを使わないジオン注射(ALTA硬化療法)、進行した症状には日帰り手術など、症状や生活状況に合わせて選べます。CO₂レーザーメスを使った低侵襲な手術など、肛門疾患に特化しているからこそ導入しやすい治療技術がある点も、肛門外科ならではの強みです。

肛門外科での初診の流れ

初診では、症状がいつ頃から、どのように変わってきたか、出血の量や痛みの程度、排便の習慣や食生活、今飲んでいる薬や過去の治療歴などをお聞きします。こうした情報が、診断や治療方針を決めるための手がかりになります。

診察は、プライバシーに配慮しながら行います。外痔の有無を目で確認し、指で肛門の内部を触れて診る肛門指診、肛門鏡による内痔の確認などを行い、必要に応じて採血や大腸カメラなどの検査も行います。診察結果をもとに考えられる診断と治療の選択肢をお伝えし、患者様の希望をうかがいながら、一緒に治療方針を決めていきます。

女性患者やプライバシーへの配慮

肛門の診察は、恥ずかしさを感じやすいものです。八王子クリニック本院では、女性患者様への女性医師による診察日を設けているほか、完全個室の診察室、患者様同士が顔を合わせにくい待合室の配置など、プライバシーへの配慮を徹底しています。

八王子クリニック本院の肛門外科体制

当院は30年以上、肛門外科の専門知識と経験を積んできました。複雑な痔ろうや再発症例といった難しいケースにも対応しています。

いぼ痔にはクランプトレーザー法、切れ痔には括約筋を温存するLV&SOS法、複雑な痔ろうにはダブルドレナージ法、内痔核には保険診療のジオン注射と、症状に応じた術式を使い分け、幅広い肛門疾患に対応しています。相談のみの受診やセカンドオピニオンにも対応していますので、「受診したいけど不安」という段階でも、遠慮なくお越しください。

まとめ

痔の症状で受診する際は、肛門外科を選ぶことで、正確な診断と、症状に合った治療を受けやすくなります。

「どの科を受診したらいいか分からない」という不安も、まずはご相談いただければお力になれます。手術を前提とした受診である必要はなく、「現在の状態を知りたい」という段階でも問題ありません。

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