詳細クランプトレーザー法

本コンテンツは、もともとは医療従事者向けに書かれた内容のため、一般の方にとってはやや専門的に感じられる部分があるかもしれません。 しかし、読み進めていただくことで、クランプトレーザー法が、これまでの治療の歴史を踏まえつつ、現在の医療技術を結集して完成された、非常に質の高い手術法であるということをご理解いただけるはずです。
「なぜこの手術法がつくられたのか?」
「従来の治療と何が違うのか」

そんな疑問を持ちながらお読みいただくことで、クランプトレーザー法の本質や価値を、より身近に感じていただける内容となっています。
Contents
1.クランプトレーザー法 ▶︎

−痔核手術の未来を切り拓く標準術式として−
パークス法を継承・進化させたクランプトレーザー法

2.クランプトレーザー法の理論的背景と臨床的有用性 ▶︎

CO₂レーザーを用いた痔核切除.郭清手術と硬化療法(ALTA)を併用した手術。 日帰り手術のために開発された低侵襲痔核根治手術・クランプトレーザー法

3.クランプトレーザー法におけるドレナージと創傷治癒 ▶︎

― 肛門手術創に対する新たな治療概念 ―

4.「マリリンの唇」 ▶︎

クランプトレーザー法の特徴的な手術創
開放創なのに閉鎖している

5.肛門手術創の理想形に関する考察▶︎

―「マリリンの唇」による半開放創の概念―

6.CO₂レーザーメスと電気メスにおける組織損傷の質的差異▶︎

エネルギー伝達様式および創傷治癒への影響

7.クランプトレーザー法における周辺技術および手術指標▶︎

8.クランプトレーザー法における痔核手術の本質▶︎

9.クランプトレーザー法と従来手術てミリガン・モルガン法)の相違に関する考察▶︎

1.クランプトレーザー法

−痔核手術の未来を切り拓く標準術式として−
パークス法を継承・進化させたクランプトレーザー法

パークス法とクランプトレーザー法に共通する基本概念

クランプトレーザー法とパークス法は、痔核を「皮膚・粘膜下層に存在する病変」と捉える点において、同一の基本概念を共有している。この概念は、1958年に天才外科医と称された"パークス(Parks)"によって提唱されたものであり、痔核の本質を正確に捉えた、きわめて理想的な発想であった。すなわち、皮膚や粘膜を共に切除するのではなく、皮膚粘膜下層に存在する痔核病変のみを確実に除去すればよいという考え方である。

理想的でありながら普及しなかったパークス法の限界

パークス法は概念としては正しかったものの、当時は十分な止血デバイス(医療機器)が存在しなかった。
そのため、
・術中・術後の止血管理が極めて困難
・術者の技量による仕上がりのばらつきが大きい
・パークス本人は実施できても、他の外科医には汎用化できない
という問題を抱えていた。結果として、"「理論的には優れているが、誰にでも行える手術ではない」と評価された。1938年に確立されたミリガン・モルガン法(高位結紮切除術)"が、より現実的な選択肢として標準術式の地位を占めることとなった。 現在の日本の標準手術はミリガン、モルガン法変法:結紮切除(主に半閉鎖)である。

手術デバイスの進化がもたらした転機:クランプトレーザー法の誕生

パークス法が提唱されてから約30年後、 我々は、血流を遮断する「クランプ」という発想と、組織侵襲の少ないCO₂レーザーメスを組み合わせ、さらに当時存在しなかった硬化療法(ALTA:ジオン注射)を併用することで、安全性と汎用性を高めたクランプトレーザー法という新しい手術法を発案した。
CO₂レーザーメスは、
・適切な止血能
・周囲組織への熱損傷が極めて少ない
・フォーカスビームによる精密な剥離操作
といった特性を有している。特にフォーカスビームを用いることで、皮膚粘膜下層の剥離が容易となり、真皮層が露出されたことを意味する「白い壁(ホワイトウォール)」という明確な指標が得られる。これにより、痔核病変のみを確実かつ安全に剥離・除去することが可能となった。

アンダーマイニング手技による痔核郭清の完成度の向上

クランプトレーザー法では、余剰な皮膚.粘膜は痔核(中央部)とともに切除し、残存する痔核(側方)は痔核郭清によって除去する。その際に用いられるのが、 "皮膚・粘膜を温存し、皮膚粘膜下層の痔核のみを剥離・切除する「CO₂レーザー:フォーカスビームによるアンダーマイニング手技:痔核郭清」"である。
この手技により、
・根治性が向上
・術後の腫脹が軽微で痛みが軽減
・良好なドレナージと早期創傷治癒が両立
・肛門の自然な形態と機能が保たれる
といった効果が得られる。

汎用性と再現性を備えた現代的術式へ

皮膚粘膜下層の剥離には一定の外科的技術を要するが、CO₂レーザーという明確なデバイスと視覚的指標の存在により、 この術式は比較的短期間(約半年程度)のトレーニングで習得可能である。実際に、本術式は多くの医師に指導してきたが、 高度な熟練を要さず、術者間の仕上がりのばらつきも少ない。これは、 「パークスにはできたが、他の医師にはできなかった手術」 という歴史的課題を、現代の技術によって克服したことを意味する。

クランプトレーザー法の未来

クランプトレーザー法は、
・痔核の本質を正しく捉えた基本概念
・低侵襲で安全性の高い手術デバイス
・高い再現性と汎用性
・日帰り手術を可能とし、翌日から仕事制限を要しない術後QOL
を兼ね備えている。これらの点から、クランプトレーザー法は、今後の痔核手術における「標準術式」となるべき素因を十分に有していると考える。

2.クランプトレーザー法の理論的背景と臨床的有用性

「CO₂レーザーを用いた痔核切除.郭清手術と硬化療法(ALTA)を併用した手術。 日帰り手術のために開発された低侵襲痔核根治手術・クランプトレーザー法」

背景(Background)

痔核手術は、その治療概念から"「破壊系治療」と「切除系治療」の大きく二つに分類される。現在、痔核根治術の標準術式として広く行われているのはミリガン・モーガン法(結紮切除術)"であるが、本術式は確実な根治性を有する一方で、術後疼痛・出血・入院管理を要する侵襲性の高さが問題とされてきた。 近年、社会構造の変化や医療ニーズの多様化に伴い、日帰り手術、低侵襲手術(※)、早期社会復帰繧貞を可能とする新たな痔核根治術の開発が強く求められている。
※ 低侵襲手術の3つの要素
1.手術時間が短い 2.出血量が少ない 3.切除範囲が少ない 4.麻酔の侵襲が少ない。5.術後の痛みが少ない 6.創が小さい

理論的背景(Concept)

痔核は従来、粘膜病変として捉えられてきたが、 "Parks(1958)"は「痔核は皮膚・粘膜下層に存在する病変である」という概念を提唱した。この理論は解剖学的・病態生理学的に極めて合理的であったものの、当時は皮下・粘膜下層を精緻に処理する手術機器および技術が未成熟であったため、 高い技術的難易度が普及の障壁となり、臨床応用は限定的であった。クランプトレーザー法は、このParksの理論を基盤とし、 CO₂レーザーという精密制御可能なデバイスを用いることで、 皮下・粘膜下層病変を安全かつ低侵襲に処理することを可能とした新しい痔核根治術である。

手術手技(Surgical Technique)

手術コンセプト

クランプトレーザー法は、以下の3つの治療要素を統合した超.ハイブリッド手術(※)である。
※ 痔核切除+ALTAの2つの治療の併用療法をハイブリット手術と呼ぶ。

痔核切除(中央部)

痔核中央部の病変を、余剰皮膚・粘膜とともに鉗子で把持し血流を遮断(クランプ)する。 その後、CO₂レーザー・デフォーカスビームを用い、歯状線より約5mm口側まで切離を行い、痔核根部を結紮切除する。
クランプ操作とデフォーカスビームの併用により、出血を最小限に抑えつつ、安全な切離が可能となる。

痔核郭清(両側方部)

中央部の切除創より、両側方に残存する痔核病変に対し、CO₂レーザー・フォーカスビームを用いたアンダーマイニング手技により、皮下・粘膜下層の痔核組織を郭清する。
→これにより、肛門上皮・粘膜の温存と形態保持が可能となる。

硬化療法(下部直腸部)

下部直腸に存在する病変に対しては、ALTA(ジオン注)を約3~5mL注入し、 炎症性線維化による病変固定・縮小を図る。
→切除・郭清・硬化療法を病変部位ごとに使い分ける点が本術式の大きな特徴である。

クランプトレーザー法に特徴的な手術創

本術式の手術創は開放創であるが、 肛門が閉鎖している状態では創縁が軽く接する程度に自然閉鎖される構造を有している。一般に外科学においては、感染創、あるいは感染が予測される創に対しては、十分なドレナージを確保する目的で開放創とすることが原則とされている。本術式における手術創は、この外科学的原則を踏まえつつ、肛門閉鎖時には創面が過度に離開することなく軽度に接することで、 排液路を確保しながらも、創傷治癒を妨げない形態を実現している。その結果、 "「良好なドレナージ」と「早期創傷治癒」"という、従来は相反すると考えられていた二つの命題を、同時に満たすことが可能となった。

結果(ClinicalOutcomes)

(2023年11月23日 日本大腸肛門病学会 発表)
対象:2006年~2022年3月
症例数:1,532例
術後疼痛92.8%が「強い痛みなし」
術後出血合併症0%
社会復帰までの期間翌日社会復帰、99.7%
日帰り手術の可否全例において日帰り手術が可能

考察(Discussion)

クランプトレーザー法は、 従来の結紮切除術と比較して著しく侵襲を低減しながら、根治性を維持することが可能であった。
特に、
・出血制御
・疼痛軽減
・創傷治癒の促進
という点において、CO₂レーザーと病変部の特性を知り、3つの治療を組み合わせたことにより*低侵襲の6つの指標を達成することができたためと考える。
(麻酔の侵襲が少ないについては、上記文章で記載していない)本術式は、切除・郭清・硬化療法を統合した "「*超ハイブリッド痔核根治術(※)」"として位置づけられる。
※ ハイブリット手術は切除+硬化療法

結論(Conclusion)

低侵襲性、日帰り手術、早期社会復帰を目指して開発されたクランプトレーザー法は、 今後の痔核根治手術において、新たなスタンダード術式となり得る可能性を有すると結論した。

今後の課題(FuturePerspectives)

本術式の安全かつ正確な普及のためには、
・CO₂レーザーのフォーカス/デフォーカスビーム操作
アンダーマイニング手技
・日帰り手術に最適化された麻酔管理
といった技術指導が不可欠である。今後は、手術動画・写真を用いた教育コンテンツの発信や、 "「クランプトレーザー法ワークショップ」"の開催を通じて、標準化と技術普及に努めていく必要がある。

3.クランプトレーザー法におけるドレナージと創傷治癒

― 肛門手術創に対する新たな治療概念 ―

はじめに

肛門手術後の創部は、排便という不可避な生理現象により、常に細菌汚染環境に曝露されるという特異性を有する。そのため、肛門手術創は本質的に感染リスクを内包した創と考えられてきた。このような背景から、外科学の原則として、感染創あるいは感染の可能性が高い創は開放創とすることが長らく基本とされてきた。一方で、創傷治癒の観点からは、開放創には以下のような問題点が指摘されている。すなわち、治癒までに時間を要すること、術後疼痛を生じやすいこと、ならびに瘢痕形成を来しやすいことである。特に肛門部における瘢痕形成は、整容的問題にとどまらず、肛門の開閉機能や伸展性に影響を及ぼす可能性がある。一般的な創傷治癒理論においては、創は閉鎖されている方が早期治癒に有利であるとされており、肛門手術後には常に
① 十分なドレナージの確保
② 良好な創傷治癒の実現
という、一見相反する二つの課題が同時に存在する。この二点こそが、肛門手術における最も本質的かつ特徴的なテーマである。

クランプトレーザー法の治療概念と手術創の特徴

クランプトレーザー法では、痔核を「皮膚および粘膜下に存在する病変」として捉え、余剰となった皮膚・粘膜のみを痔核とともに切除する。 正常な上皮組織は可能な限り温存することを原則とし、肛門の形態および機能の保持を重視した手術概念に基づいている。本術式における術後創部は形式上は開放創であるが、肛門が閉鎖された安静時には、自然に創が閉鎖される構造を有する。 排便時には肛門の開大に伴い創が一時的に開放され、排便後には再び自然閉鎖される。この動的な創構造により、排便時には十分なドレナージが確保され、非排便時には創が閉鎖されることで創傷治癒が促進される。すなわち、クランプトレーザー法は、ドレナージと創傷治癒という相反しがちな二つの要件を、創の構造そのものによって同時に満たすことを可能とする術式である。

クランプトレーザー法において重視される「手術創の形」

本術式において特に重視される要素は、「手術創の形」である。
クランプトレーザー法では、開放創でありながら、肛門が閉じた自然な状態では創が閉鎖される形態を目標とする。この創形成を可能にしている技術的要点が、CO₂レーザーを用いたアンダーマイニングテクニックによる痔核郭清である。これにより、正常上皮を温存しつつ、皮下・粘膜下病変のみを的確に除去することが可能となる。
手術創の形成にあたっては、
・肛門閉鎖時に生じる皺(皮膚のシワ)
・皮膚割線
・肛門の形状および臀溝の深さ
といった形態的・機能的要素を考慮する必要がある。そのため、肛門外縁に至る創形成(従来いわゆるドレナージ創と呼ばれるもの)は、☆痔核切除後に行われる。この点は、肛門外縁の切開から手術を開始するミリガン・モルガン法とは本質的に異なる。

「ドレナージ創を作る」のではなく、「創を整える」という考え方

クランプトレーザー法では、「ドレナージ創を形成する」という表現は用いない。代わりに、「ドレナージが有効となるように手術創を形成する」という表現を採用している。これは単なる言葉の違いではなく、肛門手術創をどのように捉えるかという思想の違いを反映したものである。 すなわち、ドレナージのためだけに創を作るのではなく、十分なドレナージと早期創傷治癒を両立させるために、創を形態的・機能的に整えるという概念である。

結語

クランプトレーザー法は、肛門手術創における二大テーマである「ドレナージ」と「創傷治癒」を、創の形態と排便という動的構造によって同時に解決しうる術式である。 それは単なる手技上の工夫にとどまらず、肛門手術そのものの考え方を再定義する試みであり、今後の肛門外科手術の在り方に一石を投じる治療概念であると考えられる。

4.「マリリンの唇」

クランプトレーザー法の特徴的な手術創
開放創なのに閉鎖している

① 学術的表現案(正式)として2つの名称を検討中

機能的準閉鎖型開放創(functionally semi-closed open wound)
または、より解剖・生理学的に踏み込む場合
肛門機能依存性準閉鎖型開放創(anal function–dependent semi-closed open wound)

② 補足説明文(脚注)

本術式における手術創は、形態学的には開放創であるが、肛門閉鎖時には皮膚・粘膜温存により、創縁が軽度に接する準閉鎖状態を呈する。 また、排便時や腹圧負荷時には、肛門の生理的開大に伴い創縁が自然に開放され、 十分な排液・ドレナージが確保される。 すなわち本創形態は、 肛門の「開閉機能」を創形成に組み込んだ 機能的に制御された開放創(※)であり、従来の持続的離開型開放創(ミリガンモルガン法)とは本質的に異なる。
機能的に制御された開放創(functionally semi-closed open wound)
または※ 肛門機能依存性準閉鎖型開放創(anal function窶電ependent semi-closed open wound)
(私は俗称として「マリリンの唇」と表現してきたが、学術的には上記のように定義される。)

③ 質疑応答 Q&A

テーマ:「開放創なのに、なぜ創傷治癒が早いのか」

Q1:本術式は開放創であるにもかかわらず、創傷治癒が早いとされているが、その機序は何か。

A1:本術式の創は、従来の「常時離開する開放創」とは異なり、肛門閉鎖時には創縁が軽度に接する準閉鎖状態を呈するという特徴を有している。
これにより、
・安静時:創面の創傷治癒が促進される
・排便時:生理的開大により十分なドレナージが確保される
という二つの状態が時間的に切り替わる。この"動的創形帯(dynamicwoundconfiguration)"が、良好な排液と早期治癒を両立させていると考えられる。

Q2:ドレナージが不十分になるリスクはないのか。

A2:肛門は日常生活において必ず開閉運動を繰り返す器官であり、排便時や腹圧負荷時には創縁は必ず開放される。
そのため、
ドレナージが完全に遮断される状況は生理的に起こり得ない。

むしろ、常時離開した開放創と比較して、 不必要な乾燥による炎症が抑制される点で、 感染リスクは低減されていると考えられる。
※創傷治癒の過程においては適度に湿潤した環境が良い

Q3:なぜ従来の半閉鎖法や全閉鎖法ではなく、本創形態を選択したのか。

A3:半閉鎖・全閉鎖法は創傷治癒を早める一方で、 排液不良による感染や血腫形成のリスクを内包する。
一方、本術式では閉鎖操作を加えることなく、機能的に準閉鎖状態を形成できるため、
・縫合による虚血
・縫合部破綻
・創感染

といった問題を回避できる。
すなわち、縫合に依存しない早期の創傷治癒(創閉鎖)が可能となる点が大きな利点である。

Q4:創縁が接することで、癒着や狭窄を生じる可能性はないのか。

A4:皮膚・粘膜を温存しているため、排便時には創は開放されるので癒着や肛門狭窄を生じる事は無い。
実際、長期成績においても臨床的に問題となる癒着や狭窄は認めていない。

Q5:この創形態は、肛門という特殊な臓器だから成立するのではないか。

A5:その通りであり、
本術式の創形態は肛門の排便の機能を考慮したものである。
肛門は、
・常時緊張状態(閉鎖)
・排便による間欠的な開放

という特殊な生理機能を有しており、この機能を積極的に利用することで成立する創形態である。
そのため、痔核手術以外の肛門外科領域(裂肛、痔瘻/肛門周囲膿瘍)においても合理性の高い創形成である。

Q6:「開放創=治癒が遅い」という従来概念を否定するものか。

A6:本術式はその概念を否定するものではない。

あくまで、
"「常時離開する開放創」"と
"「機能的に制御された開放創」"は区別して考える必要がある、という立場である。
また、後者においては、 適切な条件下であれば早期治癒と低侵襲性が両立し得ることも示唆している。

4.肛門手術創の理想形に関する考察

―「マリリンの唇」による半開放創の概念―

背景

肛門は便が通過する汚染環境下にあり、術後創は常に感染リスクを伴う。そのため従来は感染予防を目的に開放創が原則とされてきた。しかし開放創は治癒遅延や疼痛増強を招く。一方、閉鎖創は治癒促進が期待できるが、ドレナージ不全による感染の危険を内包する。

目的

開放創と閉鎖創の利点を両立する創形態を理論的に検討する。

方法・考察

理想的創は、完全開放でも完全閉鎖でもなく、「わずかに開放された状態」と考える。本形態を比喩的に Marilyn Monroe の半開口の唇になぞらえ「マリリンの唇」型半開放創と呼称する。
肛門は排便という周期的運動を有し、排便が動的ドレナージとして機能する。

創縁(マリリンの唇)を整えるためには痔核においては、アンダーマイニング手技による*「痔核郭清」が重要であり、また、CO₂レーザーは熱侵襲が少なく、中空(非接触性)からの操作による微細な創縁調整が可能で、本形態形成に有用である。

※痔核郭清とは、皮膚・粘膜下に存在する痔核のみを除去する手技である。皮膚・粘膜の切除は余剰部分のみにとどめるため、肛門の開閉に必要な皮膚・粘膜は温存される。

結論

肛門手術における創設計(形成)は「開くか閉じるか」の二元論ではなく、「どの程度開放するか」の設計思想にある。 「マリリンの唇」こと、半開放創は感染制御と治癒促進を両立し得る理論的形態と考える。

6.CO₂レーザーメスと電気メスにおける組織損傷の質的差異

エネルギー伝達様式および創傷治癒への影響

はじめに

外科手術において切開・止血デバイスの選択は、術中操作性のみならず、術後疼痛、創傷治癒、瘢痕形成に大きな影響を及ぼす。特に肛門手術では、肛門は感覚神経が豊富で瘢痕形成が機能障害に直結しやすいため、"組織損傷の「質」"が重要となる。本稿では、CO₂レーザーメスと電気メスについて、エネルギー伝達様式、組織損傷範囲、創傷治癒への影響の観点から比較検討する。

エネルギー伝達様式の違い

CO₂レーザーメス

CO₂レーザーは波長10.6μmの遠赤外線レーザーであり、水分にほぼ100%吸収されるという特性を有する。生体組織に照射されたエネルギーは表層で急速に吸収され、深部へ熱が伝播しにくい。

この結果、組織は"瞬間的な蒸散(vaporization)"を起こし、周囲組織への熱拡散は極めて限定的となる。

電気メス

電気メスは高周波電流を組織内に通電し、組織抵抗によって発生するジュール熱を利用して切開・凝固を行う。電流は組織内を一定範囲にわたって流れるため、熱は深部および側方へ拡散しやすい。

その結果、組織は"焼灼(coagulation, carbonization)"され、切開線周囲に広範な熱障害を生じやすい。

組織損傷範囲(熱変性層)の比較

CO₂レーザーメス

CO₂レーザーによる熱変性層は非常に薄く、一般に数十〜100μm程度とされている。
手術創と正常組織との境界は明瞭であり、壊死層は最小限に抑えられる。

電気メス

電気メスでは熱変性層が比較的厚く、数百μmから場合によってはmm単位に及ぶことがある。炭化層や蛋白変性組織が残存しやすく、手術創と正常組織の境界が不明瞭となる。

このため、手術創周囲に潜在的な組織ダメージが残存する点が特徴である。

創傷治癒への影響

CO₂レーザー

周囲組織の損傷が最小限であるため、術後の炎症反応は軽度にとどまる。
その結果、
• 創傷治癒の促進
• 瘢痕形成の抑制

が期待される。
肛門手術においては、術後疼痛、浮腫、瘢痕狭窄のリスク低減につながる。

電気メス

壊死組織や炭化層が残存しやすく、炎症反応が遷延する傾向がある。
これにより、
• 創傷治癒の遅延
• 硬い瘢痕形成

を生じやすく、肛門手術では術後疼痛、違和感、治癒遷延の原因となることがある。

肛門手術における適応の考察

肛門周囲組織は血流が繊細で感覚神経が豊富であり、瘢痕形成が裂肛や狭窄といった難治性病変へ進展しやすい解剖学的特徴を有する。
• 電気メスは止血能力に優れる一方で、熱損傷による創傷治癒への悪影響が問題となる場合がある。
• CO₂レーザーは止血力こそ電気メスに劣るものの、切開・蒸散と同時に必要十分な止血を行いながら、良好な創傷治癒を得やすい。

結論

CO₂レーザーメスは、水分に選択的に吸収される特性により、病変部のみを精密に蒸散させ、周囲正常組織への熱損傷を最小限に抑えることが可能である。 一方、電気メスは優れた止血能力を有する反面、熱が広範囲に及びやすく、組織損傷が大きくなるため、創傷治癒はCO₂レーザーと比較して遅延する傾向がある。

とくに肛門手術においては、組織損傷の質を重視したデバイス選択が、術後QOLの向上に寄与すると考えられる。

7.クランプトレーザー法における周辺技術および手術指標

はじめに

クランプトレーザー法は、日帰りによる痔核根治手術を目的として開発された術式であり、 低侵襲性・機能温存・根治性の三要素の共立を志向した治療法である。
本術式の安全性および有効性は、各種周辺技術の精度と、それらを適切に評価する指標によって担保される。
本稿では、クランプトレーザー法を構成する主要な周辺技術と、その適正な施行を支える手術指標について整理し概説する。

クランプトレーザー法を支える周辺技術

① CO₂レーザーメスによる蒸散切除

CO₂レーザーは水分への高い吸収特性を有し、エネルギーが表層で吸収されるため、深部組織への熱損傷を最小限に抑えることが可能である(電気メスの1/1000)。これにより、低侵襲かつ精緻な切除操作が実現される。
また、手術創に熱損傷(熱損傷による蛋白凝縮による皮下組織との癒着)がないことで、剥離操作が容易で痔核郭清が行いやすい。

② 肛門展開テープ ストレッチ&リリース法

手術中、通常は伸展固定したまま使用される肛門展開テープを、手術の進行に応じて適宜ストレッチ(伸展)とリリース(解除)を繰り返す操作法です。開いた状態と閉じた状態の両方を確認しながら手術を進めることで肛門のしわや皮膚割線に沿った自然な方向で手術創(ドレナージ創)を形成しやすくなります。それにより創傷治癒に適した創形態となり、術後疼痛の軽減にも寄与する。

③ 仙骨硬膜外麻酔ボーラス注入法

麻酔薬注入時に圧力を加えることにより必要最小限(一般的な量の2分の1)の麻酔量の投与にて、速やかな麻酔の効果と術後回復の迅速化を両立する低侵襲麻酔法である。

④ 痔核郭清におけるアンダーマイニング手技

皮膚・粘膜下層において痔核組織を剥離・郭清することで、表層の皮膚・粘膜切除の範囲を最小限に抑える。これにより、術後疼痛の軽減、創傷治癒の促進、ならびに肛門機能の温存と根治性の向上が期待される。

⑤ ガーゼ引き出し法

肛門内にガーゼを挿入し、引き出すことによって脱出痔核を可視化し、手術対象の明確化および手術直後の残存病変の評価に有用である。

⑥ 鑷子把持確認法

痔核の腫脹によってできた余剰な皮膚および粘膜病変の範囲を把握するための手技であり、過不足のない皮膚・粘膜切除判断の指標となる。

クランプトレーザー法における手術指標

① ヘモロール(Hemorrhoidal Roll)

過剰な皮膚・粘膜切除を回避できているかを評価する指標であり、過剰な切除は術後の痛みや肛門狭窄の原因となる。

② ヘモスカート(Hemorrhoidal Skirt)

結紮切除部周囲に適切な余裕粘膜が確保されているかを評価する指標である。余裕が不足する場合、排便時の機械的ストレスとなり、術後出血のリスクとなる。

③ ホワイトウォール(White Wall Sign)

剥離操作が真皮層レベルまで適切に到達していることを示す所見であり、郭清の完成度を示す重要な指標である。

④ オラール粘膜の緊張.損傷なし

痔核根部を集束結紮する際に下部直腸粘膜に過度な緊張が加わることで損傷を生じる可能性がある。その際の安全確認である。

⑤ ガーゼ引き出し法による残存痔核評価

術中に残存する痔核の有無を確認するための指標であり、根治性の担保に直結する。

結語

クランプトレーザー法は、各種周辺技術の統合により成立する術式であり、その質は術中の客観的指標や安全確認によって担保される。
これらの技術と指標を体系的に理解し運用することが、低侵襲性・機能温存・根治性の三要素を高い水準で両立させる鍵となる。

8.クランプトレーザー法における痔核手術の本質

― 痔核郭清およびCO₂レーザーメスの意義 ―

要旨

痔核は皮膚粘膜表層の単なる腫脹ではなく、皮膚粘膜下層に存在する静脈叢のうっ血による静脈瘤性病変である。本稿では、この病態理解に基づいた新たな手術概念として「痔核郭清」を中核とするクランプトレーザー法について述べる。本術式は、皮膚粘膜の切除を最小限にとどめつつ、病変の本体である静脈瘤を的確に除去することにより、低侵襲性と根治性の両立を図るものである。さらにCO₂レーザーメスの特性を活用することで、精密かつ安全な手術操作を可能とした。われわれは本術式を用いて20年間にわたり30,000例の手術を施行し、その有効性と安全性を臨床的に確認している。

痔核の本質

痔核は、単なる皮膚粘膜の腫脹性病変ではない。その本質は、皮膚粘膜下層に存在する静脈叢(細静脈の集簇構造)がうっ血し、静脈瘤として変化した病態である。

したがって、腫脹部を皮膚粘膜ごと一塊として切除する従来の手術概念は、必ずしも病態の本質に即したものとは言えない。切除の対象とすべきは、皮膚粘膜下層の静脈瘤性病変(痔核)および反復する炎症・腫脹の結果として生じた余剰皮膚粘膜に限定されるべきである。

肛門の機能的特性

肛門は単なる管状構造ではなく、開閉運動を有する動的臓器である。この運動は排便機能のみならず、術後における自然な排液(ドレナージ)機構としても機能する。

従来は感染予防の観点から創部を広く開放する手術が行われてきたが、肛門の生理機能を踏まえれば、このような手法は必ずしも合理的とは言えない。むしろ、創部は可能な限り小さく保ち、早期の創傷治癒を促進することが重要である。

クランプトレーザー法と痔核郭清の概念

クランプトレーザー法においては、「痔核郭清」が手術の中核をなす概念である。すなわち、皮膚粘膜の切除を最小限にとどめつつ、その下層に存在する痔核病変を選択的かつ確実に除去する手術手技である。

従来、痔核郭清は補助的操作として位置付けられることが多く、主要な手術概念として認識されることは少なかった。しかしながら、本術式においては、 痔核郭清こそが低侵襲性、術後疼痛の軽減、根治性および肛門機能温存を同時に達成するための中心的役割を担う。

痔核郭清の臨床的意義

痔核郭清の適切な実施により、以下の臨床的利点が得られる。
• 根治性の向上
• 肛門機能の温存
• 術後疼痛の軽減

これらは、「根治性を優先するために大きく切除する」という従来の外科的発想とは一線を画すものであり、機能温存と低侵襲性を重視した新たな手術概念を示すものである。

CO₂レーザーメスの役割

このような精密な痔核郭清を可能にしたのが、CO₂レーザーメスである。CO₂レーザーは以下の特性を有する。
• 周囲組織への熱損傷が極めて少ない
• 非接触的操作が可能であり、微細な切除に適する
• 優れた止血効果を有する

これにより、皮膚粘膜を温存しながら、下層の病変のみを選択的に除去することが可能となる。すなわち、クランプトレーザー法はCO₂レーザーメスの特性によって成立し得た術式であると位置付けられる。

結論

クランプトレーザー法は、痔核を皮膚粘膜下層の病変として捉える正確な病態理解と、肛門の動的機能に基づく新たな外科的概念に立脚した術式である。

最小限の皮膚粘膜切除と的確な痔核郭清を組み合わせ、さらにCO₂レーザーメスを用いることで、低侵襲でありながら高い根治性と機能温存を同時に達成することが可能となる。

われわれは本術式を用いて20年間にわたり30,000例の手術を施行し、その有効性および安全性を臨床的に実証してきた。本術式は、日帰り手術としての実用性を備えた、痔核治療における新たな標準となり得る可能性を有しており、今後さらなる普及が期待される。

9.クランプトレーザー法と従来手術てミリガン・モルガン法)の相違に関する考察

背景および基本概念

痔核治療における従来の外科的概念は、「腫大した組織を皮膚・粘膜ごと一塊として切除する」という前提に基づいてきた。しかしながら、近年の病態理解の進展により、肛門は単なる静的構造ではなく、排便時の開閉運動により内容物の排出(ドレナージ)機能を有する「動的臓器」であると再認識されている。また、痔核の本質は皮膚粘膜そのものではなく、その下層に存在する静脈叢の鬱血・拡張による病変であり、皮膚・粘膜の腫脹は二次的変化に過ぎない。このような病態生理の再定義は、手術手技の選択および創の取り扱いに大きな影響を与える。

従来手術(ミリガン・モルガン法)の特徴

従来広く行われてきたミリガン・モルガン法は、痔核を皮膚および粘膜とともに一塊として切除し、創部を開放創として管理する術式である。本術式は確立された根治性を有する一方で、術後疼痛が強く、出血リスクを伴い、創傷治癒には数週間から数か月を要することが多い。また、進行例や全周性病変に対しては、肛門狭窄のリスクを考慮した慎重な操作が必要となる。現在では半閉鎖法などの改良が加えられているものの、「皮膚粘膜を含めて切除する」という基本原則に大きな変化はない。

クランプトレーザー法の特徴

クランプトレーザー法は、日帰りでの痔核根治術を目的として開発された低侵襲手術であり、主たる対象は皮膚粘膜下層に存在する痔核本体(静脈瘤)である。本術式では、皮膚および粘膜を可能な限り温存し、病変部のみを選択的に処理することにより創部の最小化を図る。創は小範囲の開放創として管理され、良好な創形態を維持することで早期治癒を促進する。これにより、術後疼痛は極めて軽微であり、出血もほぼ抑制可能とされる。さらに、術後早期から日常生活および労働への復帰が可能であり、従来入院を要した進行例に対しても日帰り手術として対応可能である点が特徴である。

追記
クランプトレーザー法は、CO2レーザーメスを使用して行われる手術法である。

創管理に関する考察

従来手術においては感染予防および排液の観点から大きな開放創が必要とされてきた。しかし、肛門が本来的に排便運動による自発的ドレナージ機能を有することを踏まえると、大規模な創開放は必須条件ではないと考えられる。むしろ創を最小限に留めることで、疼痛の軽減、創傷治癒の促進、ならびに肛門機能の温存が達成される。

本質的相違

両術式の本質的相違は、「切除対象の設定」にある。すなわち、従来手術が腫大した組織全体を切除対象とするのに対し、クランプトレーザー法は病変の本体である静脈叢のみを選択的に処理する点に特徴がある。この違いは、術後疼痛、回復速度、機能温存、ならびに日帰り手術の適応拡大といった臨床成績に直接的な影響を及ぼす。

結論

クランプトレーザー法は、肛門の動的機能および痔核の病態生理に基づいて設計された術式であり、従来手術と同等の根治性を維持しつつ、低侵襲性と機能温存を高い水準で両立する治療法である。特に、術後疼痛の軽減、出血リスクの低減、早期社会復帰の実現という点において、従来手術に対する明確な優位性を有すると考えられる。

クランプトレーザー法

一般的な痔の手術では、痔核を一塊として切除するのが通常です。(下記イラスト参照)

一方でクランプトレーザー法は、CO₂レーザーメスを使用し、「痔核切除」「痔核郭清」「ジオン注射」 の3つの技術を組み合わせて行う、当院独自の手術法です。(下記イラスト参照)

この方法により、より根治性を高めながらも、出血や腫れを抑え、術後の回復をスムーズにすることが可能です。

※「クランプトレーザー法」は八王子クリニックが商標登録を取得した独自の術式であり、2023年には大腸肛門病学会にて発表されています。

1. 痔核切除
(痔核の中心部を除去)

手術時に出血を伴う痔核中心部の病変に対しては、痔核をクランプ(血流を遮断)し、CO₂レーザーで無血切除を行います。

痔核の中心部と余分な皮膚・粘膜を切除
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2. 痔核郭清
(痔核の中心部以外を除去)

肛門の排便機能に関わる皮膚や粘膜を**過度に切除しないように配慮し、皮下.粘膜下を剥離して痔核を切除(郭清)**します。 そのため、傷は翌日にはほぼ閉じ、痛みはゼロまたはごくわずかです。

いぼ痔の中心部以外を郭清(=きれいに除去)
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3. ジオン注射
(下部直腸の痔核治療)

術後に大量出血のリスクがある下部直腸の痔核に対しては、ジオン注射を施行します。
これにより、出血リスクは大幅に低下し、ほぼゼロに近づきます。

ジオン注射を併用し、硬化・消退

この3つの技術の組み合わせにより、痛みや出血を最小限に抑え、翌日から日常生活に復帰可能な、身体に優しい手術が実現しました。

手術動画
手術動画 【6:35】
クランプトレーザー法は3つの技術でいぼ痔を手術するため
傷は小さく痛みが0からわずかです。
クランプトレーザー法
一般手術
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一方、一般的な手術(結紮切除)はいぼ痔を大きく取るため
傷は大きく入院、安静が一般的。
クランプトレーザー法
一般手術
クランプトレーザー法長所

・日帰り率100%/年間1,500人以上が受けています→入院不要、病院滞在時間は約4時間です。

・翌日から仕事復帰できた方:99.7%(※2023年11月 大腸肛門病学会にて発表)→力仕事を含む日常生活も、翌日から可能です。

・術後の出血による合併症:0%(※同学会にて発表)

・傷は非常に小さく、翌日には自然に閉じるため、痛みもほとんどありません。

「痛みが不安」「仕事を休めない」 そんな方にこそ選ばれている、最新の低侵襲治療法です。

一般的な手術法(LE法)との相違点

一般的な痔核根治術(LE法)は肛門外縁皮膚よりドレナージ創を形成しつつ肛門内に剥離をすすめ痔核を切除します。剥離に伴う出血は適宜、止血を行います。手術のデバイスはメスと電気メスの併用が一般的です。
☆ドレナージ創の形成→痔核切除の順です。

一方、クランプトレーザー法は、鉗子にて痔核への血流をクランプ(遮断)し、CO₂レーザー光線にて痔核を切除し、その手術創を用いて周囲の痔核を皮下剥離(アンダーマイニング)し摘出します(痔核郭清)。手術切除は歯状線をわずかに超えた部位で結紮切除します。そこより口側の痔核にはジオン注射を行います。ドレナージ創の形成は展開テープを解除し痔核切除.摘出後に肛門の閉じるシワに合わて形成します。
☆痔核切除→痔核郭清(摘出)→ジオン注射→ドレナージ創形成の順です。

比 較 表

手術名 クランプトレーザー L E
手術デバイス CO₂レーザーメス メスと電気メス併用
痔核切除範囲 肛門外縁から歯状線をわずかに越える 肛門外縁から下部直腸
痔核への血流 クランプする クランプしない
出血と止血 無血、少量 適宜止血
手術時間 15分から30分 15分から30分
ジオン注射の併用 必須 適宜
痔核郭清(摘出) 必須 しない
肛門の展開テープ 伸展と解除を適宜 伸展のまま
ドレナージ創の作成時期 痔核切除後 痔核切除前
ドレナージ創の形成 肛門の閉鎖するシワに合わせる 肛門のシワは意識できにくい
ドレナージ創の左右辺の対称性 左右対称→創傷治癒に適している 時に非対称
術後の安静 翌日より制限なし 入院または1週間安静
日帰り手術 適切 一般的に入院手術
術後の痛み 0からわずか 中等度から高度
手術創の見栄え 良好 時に不良
麻酔法 仙骨硬膜外麻酔(ボーラス法→麻酔薬はLEの半分)と静脈麻酔併用 脊椎麻酔、仙骨硬膜外麻酔

手術時の留意点

クランプトレーザー法の習得には指導医師のもとで研修することが必須です。

① CO₂レーザーメスのフォーカスビームとデフォーカスビームの使い分けの知識と手技→病変との距離によってフォーカスビーム、デフォーカスビームとなり、またレーザーの出力もコントロールできる。これを感覚的に会得する。グランプトレーザーの要である。

CO₂レーザーメスの特徴
CO₂レーザーメスの特徴

② 痔核の過剰切除に注意→痔核切除時のヘモロール、ヘモスカート、痔核結紮後の口側粘膜に裂創がないことを確認する。

ヘモロール、ヘモスカートの写真
ヘモロール、ヘモスカートのイラスト

③ ジオン注射の知識と手技→注入部位と量と念入りなマッサージが重要である→ジオン注射、マッサージ直後にどれだけ痔核が縮小するかが効果の予測のポイントである。

ジオン注射のイラスト
ジオン注射後のイラスト

④ 痔核結紮部は歯状線を大きく越えない(約5mm)そこより口側痔核はジオン注射を施行する→痔核結紮切除後に「※ガーゼ引き出し法」にて痔核の脱出の有無を確認する。
※肛門内にガーゼを挿入し引き出す→排便時の痔核の脱出を再現できる。

痔核の根部を結紮する写真
痔核の根部を結紮
ジオン注射を施行する写真
口側の痔核に対してジオン注射を施行

⑤ 創傷治癒を意識した手術創の形成→創傷治癒のメカニズムの理解→展開テープの伸展と解除(ストレッチ&リリース法)にて手術後の創の状態をイメージする。

肛門展開テープの伸展
ストレッチ
肛門展開テープの緩和
リリース
肛門展開テープの伸展
肛門展開テープの緩和

⑥ 手術創は展開テープを解除した際にほぼ創が閉じる状態とする→皮膚を過剰切除しないことが重要。痔核切除と痔核摘出の配分を常に考える。

ドレナージ創
手術前
ドレナージ創
手術直後

⑦ 手術創より皮下粘膜剥離(アンダーマイニング)にて痔核郭清(摘出)及び静脈叢の郭清を行う手技の研磨→手術創の縁はフォーカスビームでシャープに切る→アンダーマイニングが行いやすい。

痔核郭清
痔核郭清

⑧ 下部直腸から肛門外縁まで各肛門括約筋を過伸展する手技(括約筋オーバーストレッチ法)→術後に発生する肛門括約筋の緊張や攣縮による術後肛門部痛を予防軽減する。愛護的に丁寧にしっかりと行うことが重要。

オーバーストレッチ

手術写真と動画

50代女性 内痔核4度

病院に行くのが恥ずかしく、1年間市販薬で対応していた。違和感が続きストレスとなり、受診を決意された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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6時方向痔核切除の写真
❷ 6時方向痔核切除
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1時方向痔核切除の写真
❸ 1時方向痔核切除
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手術直後の写真
❹ 手術直後
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の写真
❺ 手術翌日
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の写真
❻ 手術後1週間
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の写真
❼ 手術後3週間

50代男性 内痔核4度

以前から排便時に脱出し指で戻していたが、ある日外出先で激しい痛みと出血があり、慌てて受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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痔核脱出時の写真
❷ 痔核脱出時
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6時方向痔核切除の写真
❸ 6時方向痔核切除
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3時方向痔核切除の写真
❹ 3時方向痔核切除
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手術直後の写真
❺ 手術直後
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手術翌日の写真
❻ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❼ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❽ 手術後3週間

30代男性 内痔核4度

座ると常に違和感があり、長時間のデスクワークでズキズキと痛む。職場に知られたくなく、日帰り手術を希望して受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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11時方向痔核切除の写真
❷ 11時方向痔核切除
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8時方向痔核切除の写真
❸ 8時方向痔核切除
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12時方向痔核切除の写真
❹ 12時方向痔核切除
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1時方向痔核切除の写真
❺ 1時方向痔核切除
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手術直後の写真
❻ 手術直後
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手術翌日の写真
❼ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❽ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❾ 手術後3週間

30代男性 内痔核3度

入浴時に腫れに気づき、ある日排便時に大量出血。不安で受診し、検査で他の病気がないと分かり手術を決意された。

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手術前
❶ 手術前
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3時方向痔核切除
❷ 3時方向痔核切除
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9時方向痔核切除
❸ 9時方向痔核切除
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手術直後
❹ 手術直後
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手術翌日
❺ 手術翌日
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手術後1週間
❻ 手術後1週間
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手術後3週間
❼ 手術後3週間

30代女性 嵌頓痔核

突然しこりと激痛が出現。傷跡が残る不安から受診を避けていたが、レーザー手術を知り受診・手術を希望された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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痔核郭清、切除の写真
❷ 痔核郭清、切除
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11時方向痔核切除の写真
❸ 11時方向痔核切除
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3時方向肛門ポリープの写真
❹ 3時方向肛門ポリープ
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手術直後の写真
❺ 手術直後
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手術翌日の写真
❻ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❼ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❽ 手術後3週間

60代女性 内痔核3度

出産後から脱出する痔を戻すのが日常。若い頃は市販薬で対応していたが、加齢で悪化。家族から日帰り手術を勧められ受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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11時方向痔核切除の写真
❷ 11時方向痔核切除
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手術直後の写真
❸ 手術直後
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手術翌日の写真
❹ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❺ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❻ 手術後3週間

40代男性 内痔核4度

数年前から排便時の違和感や痛みがあり、仕事を休めず手術を諦めていた。家族に日帰りで翌日復帰できると聞き受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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7時方向痔核切除の写真
❷ 7時方向痔核切除
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手術直後の写真
❸ 手術直後
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手術翌日の写真
❹ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❺ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❻ 手術後3週間

60代男性 内痔核3度

他院でジオン注を受けたがスキンタグは未治療。拭き取りにくく出血・かゆみが続いたため、スキンタグも治せると知り受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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痔核脱出時の写真
❷ 痔核脱出時
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6時方向痔核切除の写真
❸ 6時方向痔核切除
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7時方向痔核切除の写真
❹ 7時方向痔核切除
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手術直後の写真
❺ 手術直後
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手術翌日の写真
❻ 手術翌日
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手術後3週間の写真
❼ 手術後3週間

70代男性 内痔核3度

排便後に毎回脱出し指で戻していたが、最近は日常的に脱出するように。他院で高齢を理由に薬のみの治療だったが、ストレスから受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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3時方向痔核切除の写真
❷ 3時方向痔核切除
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手術直後の写真
❸ 手術直後
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手術翌日の写真
❹ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❺ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❻ 手術後3週間

50代女性 内痔核4度

若い頃から痔があり、術後の痛みや後遺症が不安で手術を避けていた。痛みが少なく機能温存できると知り、手術を希望された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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8時方向痔核切除の写真
❷ 8時方向痔核切除
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7時方向痔核切除の写真
❸ 7時方向痔核切除
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4時方向痔核切除の写真
❹ 4時方向痔核切除
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11時方向痔核切除の写真
❺ 11時方向痔核切除
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手術直後の写真
❻ 手術直後
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手術翌日の写真
❼ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❽ 手術後1週間

70代男性 内痔核3度

排便時に出血があり外出が億劫に。手術を諦めていたが、友人の手術経験を聞いて受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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7時方向痔核切除の写真
❷ 7時方向痔核切除
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手術直後の写真
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❹ 手術翌日
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手術後1週間の写真
❺ 手術後1週間
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手術後3週間の写真
❻ 手術後3週間

50代男性 内痔核3度

定期的に痔が悪化し市販薬で対応していたが、年々症状が悪化。長期の休みが取れず手術できなかったが、翌日から運転可能と聞き受診された。

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手術前の写真
❶ 手術前
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❷ 3時方向痔核切除
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4時方向痔核切除の写真
❸ 4時方向痔核切除
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手術直後の写真
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手術翌日の写真
❺ 手術翌日
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手術後1週間の写真
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手術後3週間の写真
❼ 手術後3週間
痔核手術動画
手術動画 ❶ 【01:04】
痔核手術動画
手術動画 ❷ 【6:35】
痔核手術動画
手術動画 ❸ 【6:49】

治療の流れ

初診の流れ

午前の手術
予 約 オンライン、LINE、電話
受 付 問診票の記入
診 察 医師の診察
検 査 手術希望の方は
術前検査

午前の手術

午前の手術
8:00 来 院
準 備
(着替え、麻酔準備)
手 術
安 静
(個室で3〜4時間程)
12:00 〜 13:00 帰 宅

午後の手術

午後の手術
12:30 来 院
準 備
(着替え、麻酔準備)
手 術
安 静
(個室で3〜4時間程)
17:00 〜 18:00 帰 宅

手術後の通院

手術後の通院
翌 日 通 院
1週間後 通 院
3週間後 通 院
5週間後 痔瘻の方のみ
7週間後 ジオン注射の方のみ

手術後の生活

一般的な痔の手術では、手術後の痛みや出血のリスクのため安静が必要とされてきましたが、当院で行われる低侵襲手術では翌日から普段通りの生活・仕事(肉体労働も可)行って構いません。生活リズムを崩さず動くことが術後経過を良好なものとします。

仕事は翌日から肉体労働も含めて行って構いません。
仕事は翌日から肉体労働も含めて行って構いません
飲酒と香辛料などの刺激物は2週間避けていただきます。
飲酒と香辛料などの刺激物は2週間避けていただきます
運動は2週間避けてください。
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