乳がん検査
着衣のまま、乳房を圧迫せずに受けられる乳がん検査
乳がんは、日本人女性のがん罹患数で第1位の疾患です。9人に1人が罹患するといわれており、30代から患者数が増加しはじめます。にもかかわらず、先進国の中で日本の乳がん検査の受診率は最下位水準にとどまっています。その背景には、「乳房を見られることへの抵抗感」や「検査時の痛み」を理由に受診をためらう方が多いという現状があります。
八王子クリニック新町では、従来の検査に伴う負担を軽減した乳がん検査を実施しています。Tシャツを着たままで撮影でき、乳房を圧迫しない方法で行います。また、造影剤の使用もありません。乳がん検査を「痛いから」「恥ずかしいから」と後回しにしていた方にも、受けやすい環境を整えています。
乳がんとはどのような病気か

乳がんは、乳房の乳腺組織に発生する悪性腫瘍です。日本人女性のがん罹患数では第1位であり、2023年の統計予測でも罹患数・死亡数ともに上位に位置しています。
特徴的なのは、胃がんや大腸がんのように高齢になるほど増加するのではなく、30代から罹患者数が増え、40代でピークを迎える点です。働き盛り・子育て世代に多く見られるがんであることから、定期的な検査による早期発見が重要です。
また、乳がんによる死因順位は第4位で、罹患順位(第1位)と比べると低い水準にあります。これは早期発見・早期治療が奏功しているケースが多いことを示しており、定期的な検査の重要性を裏付けています。一方で、日本では乳がんで亡くなる女性の数が20年前と比べて約1.8倍に増加しており、受診率の向上が課題となっています。
こんな方に乳がん検査をお勧めしています
以下に当てはまる方は、ぜひ一度検査をご検討ください。
- 30代以降で、まだ乳がん検査を受けたことがない
- マンモグラフィーの痛みが気になって受診をためらっている
- 乳房を圧迫する検査に抵抗がある
- 家族(母親・姉妹など)に乳がんの既往歴がある
- 忙しくて何度も通院する時間がとれない
乳がんは自覚症状が出る前に発見することが理想です。「異常を感じてから検査する」ではなく、定期的な受診が早期発見につながります。
当院の乳がん検査の内容
DWIBS(ドゥイブス)法によるMRI乳がん検査
当院の乳がん検査では、DWIBS(ドゥイブス)と呼ばれるMRI撮影法を用いています。DWIBSとは、MRIの高性能化によって実現した撮影方法で、悪性腫瘍(がん)が細胞密度の高い(細胞間が狭い)という特性に着目し、細胞間の水の動きをもとにがん細胞を検出します。
同様の目的で使われるPET-CTは、がん細胞のエネルギー代謝(糖代謝)の高さに着目して検索する検査ですが、DWIBSはMRIを使用するため放射線被ばくがありません。造影剤も使用しないため、体への負担が少ない検査です。
死角のない360度の撮影


通常のマンモグラフィーや乳房専用PETによる撮影では、乳房の奥(胸壁)や脇の下の部分に死角が生じることがあります。MRIはアンテナの周囲360度に感度があるため、乳房全体を均一に撮影でき、見落としのリスクを軽減します。
デンスブレスト(高濃度乳房)の方にも対応
日本人女性に多いデンスブレスト(高濃度乳房:乳腺の密度が高い状態)の方は、マンモグラフィーでは乳腺と腫瘍の区別がつきにくく、病変が見えにくい場合があります。DWIBSを用いたMRI検査は、デンスブレストの影響を受けにくい画像が得られるため、より適切な検査が行えます。
乳腺エコー(超音波検査)
超音波を使って乳房内部の状態を調べる検査です。腫瘍の有無や大きさ、性状(良性・悪性の可能性)を確認します。MRI検査と組み合わせることで、より精度の高い検査が行えます。
腫瘍マーカー検査(血液検査)
血液中のがん関連物質(腫瘍マーカー)を測定し、乳がんのリスクを調べます。単独では確定診断にはなりませんが、他の検査と組み合わせることで総合的なリスク評価に役立てています。
撮影時の注意事項
豊胸術を受けている方へ
豊胸術後の方も基本的に検査を受けていただけます。ただし、Motiva(モティバ)社製インプラントの一部はマイクロチップ(金属製)が含まれており、MRI撮影時に画像不良が生じるため、その場合は受診できません。挿入されているインプラントの種類をご確認の上、ご予約ください。
月経周期について
乳腺の状態は月経周期によって変化します。正確な画像診断のために、以下の時期に検査を受けることをお勧めしています。
- 検査推奨時期:月経開始日5日目〜14日目
- 検査可能時期:月経開始日〜21日目
乳腺が張っている状態では、画像の判断が難しくなる場合があります。
乳がんコースの検査内容と料金
乳がんコース(レディースドック)
所要時間:約30分¥33,000(税込)
検査内容:乳がん検査(DWIBS法MRI)/腫瘍マーカー(基本)/感染症3項目/骨密度検査
午前・午後ともに受付しています。食事制限・薬の服用に関する注意事項がありますので、予約時にご確認ください。
乳がん検査を含む人間ドックコース
乳がん検査は以下のコースにも含まれています。
全身ドック:全身のがん・生活習慣病・循環器疾患などを1日で網羅的に調べるコースです。
がんドック(全身がんコース):DWIBSによる全身がん検索を中心に、内視鏡や血液検査を組み合わせたコースです。
検査の流れ
1. ご予約
電話(人間ドックコールセンター:042-660-8846)、Webフォームからご予約いただけます。ご予約は待ち時間なしで受け付けています。
2. 受診当日
ご来院後、問診・着替えを経て検査を行います。乳がんコースの所要時間は約30分です。当日に判明する検査項目については、医師がその場で結果をご説明します。
3. 検査結果のご報告
総合的な検査結果は報告書にまとめ、受診から2〜3週間後に郵送します。前回受診データとの比較も記載されており、経年変化を確認できます。希望される方には、受診後の結果説明を無料で行っています。
4. 精密検査が必要な場合
検査で異常が見つかった場合は、当院での診療への移行、または他の専門医療機関への紹介状発行に対応しています。
八王子クリニック新町が選ばれている理由
MRI乳がん検査に特化した検査環境
当院では、2025年9月よりAI搭載の新型MRI「Ingenia Ambition 1.5T」を導入しています。AI技術による画像補正・信号強度補正で診断精度が向上しており、検査時間の短縮や快適性の向上(音楽・映像の視聴が可能)も実現しています。最終診断は経験豊富な医師が実施します。
女性検査技師による対応
MRIによる乳房・子宮・卵巣の検査は、女性検査技師が担当します。乳房を見られることへの抵抗感を感じる方にも、安心して受診いただける体制を整えています。
開発者による読影委託
DWIBS検査の読影は、同撮影法の開発者である高原太郎先生に委託しています。高い精度での画像診断が行われます。
異常発見時の連携体制
検査結果に応じて、当院内の診療科への移行や、専門医療機関への紹介状発行に対応しています。検査だけで終わらず、その後の診療へとつなげる体制を整えています。
八王子駅からアクセスしやすい立地
当院は八王子駅からアクセスしやすい立地にあります。全国からも多くの方が来院しており、1日で複数の検査を完結できる点も好評をいただいています。
まとめ:定期的な乳がん検査で早期発見を
乳がんは早期に発見するほど治療の選択肢が広がります。日本人女性の9人に1人が罹患するといわれている疾患であり、30代からの定期的な検査が重要です。
八王子クリニック新町では、着衣のまま・乳房を圧迫せず・造影剤なしで受けられる乳がん検査を実施しています。「これまで検査を受けたことがなかった」「マンモグラフィーが怖かった」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
診療時間
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| 祝 | 休診 | 休診 |
午前 9:00〜11:45
午後 14:00〜17:30
※日曜は外来休診(人間ドック・各種検査のみ実施)
※科目ごとに診療時間が異なります。担当医は変更になる場合があります。
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